めちゃくちゃカラフルで綺麗なイトヨリダイ。
スーパースター:シロアマ先輩の外道魚的存在です。
アタリ方も引き方も白アマそっくりなので、上がってきた瞬間イトヨリなら、釣り人から「あ~・・・」って思われがちな残念な奴です。
人間は期待との落差に弱いですからね。 憎しみ倍増です。
今回、謎に特大のコンデション抜群のイトヨリが手に入ったので調理してみましょう。
白アマ先輩のおこぼれ感あるけど、どこまでやれんの!?
刺身と炙り編
これが3枚におろした身質。
白っぽいのは脂がのっているからです。
とりあえず刺身と炙りをやりましょう。
見た目は本当にSランクです。ここまで綺麗な魚も珍しい。
盛り付け~
なんか殺風景だなー。というときは、周りに塩を適当に散らしてみます。
これだけで妙に立体感が出て見栄えが良くなりますよ!
味の方ですが・・・
美味しいんですけども、常によぎるのは「うっすいな~・・・」
数日寝かせているので、それでも薄いという事は旨味が少ないんでしょうね。
やれることはやったったで。それでも薄いのはイトヨリのせいや・・・
やはり比較対象がどうしてもシロアマダイになるのが可哀想ですよね。
ソテー編
それでも、自分はイトヨリを何とか美味しくしたいんです。
本当に時間をかけて、ガチでソテーを作っていきます。
こんなこと、白アマにもしてあげたことないんですが。。。
切り身にほりにしスパイスをつけて下味を入れていきます。
その後、ニンニクと唐辛子をカット。
極弱火のオリーブオイルに入れて、焦げ目がついたら取り出します。
ニンニク唐辛子の風味を吸収したオイルにイトヨリ投入。
フワッと感を損なわないように、本当に弱火でじっくり火入れしていきます。
めちゃくちゃ時間かかります。
仕上がりまで10分くらい丁寧に丁寧に火入れ。
めちゃくちゃ美味しそうやんけ!!!
10分以上焼いているのに、オイルが全く黒くなっていません。
一瞬でも「だるいわ、強火にしたろ」となれば、すぐ黒くなってしまいます。
完成した切り身は皿に取り出しておいて、ソースを作ります。
ここに醤油と粉チーズを入れます。
これもチーズが焦げると悪いので弱火です。
切り身にかけます。
仕上げに、取っていたニンニク唐辛子と粉チーズ、ねぎを散らして完成!
20分くらいかかりましたね~。
味の方は・・・めっちゃ美味しい!!!
美味しいけど、別に何の魚でもいい! 味付けで無理やり美味しくしただけ!!!
まぁ味付けを邪魔しないクセのなさがイトヨリの良いところでもあるんですが・・・
食感も繊維が細かくふわっとした身なので、ソテーにもぴったりです。
どう足掻いてもスーパースター:シロアマダイを超えるのは不可能でしたね。
ちなみにですが、以前にタイ旅行に行った時もイトヨリっぽい魚が売られていましたよ。
結構世界中にいる魚なのかも。
日本と違い、鮮度処理がキッチリされていない感じはありましたが。
首都バンコクのスーパーだったので、輸送中に劣化したのかな???