釣り人の最大の難敵「糸ヨレ」。この原因と対策を初心者へご説明します。

釣り人にとって、糸ヨレ(歪み、ライン癖)は本当に厄介な問題ですよね。

せっかくの釣りの時間を台無しにしてしまうこともあります。

ここでは、初心者の方にも分かりやすく、糸ヨレの原因と対策を解説していきます。

糸ヨレとは?

糸ヨレとは、釣り糸がねじれたり、絡まったりする現象です。酷くなると、キャスト時に糸が絡まって飛ばなかったり、ライントラブルの原因になったりします。

糸ヨレの主な原因

糸ヨレの原因はいくつかありますが、主なものを以下に挙げます。

  • スピニングリールの構造: スピニングリールは、スプールが回転しながら糸を巻き取る構造上、どうしても糸にヨレが発生しやすいです。これが最も大きな原因と言えるでしょう。
  • ラインの巻き取り方: ラインをリールに巻き取る際に、テンションをかけずに緩んだ状態で巻き取ると、ヨレが発生しやすくなります。
  • ルアーや仕掛けの回転: キャスト後、ルアーや仕掛けが回転することで、糸にヨレが加わります。特に、メタルジグやスプーンなど、回転しやすいルアーを使う場合に多く発生します。
  • ラインの種類: ナイロンラインは、比較的ヨレやすい性質があります。フロロカーボンラインやPEラインは、ナイロンラインに比べるとヨレにくいですが、それでもヨレが発生することがあります。
  • 長期間の使用: 長期間使用したラインは、ヨレが蓄積して取れにくくなっている場合があります。
  • リールのメンテナンス不足: リールのローラー部分の回転が悪くなると、糸ヨレの原因になることがあります。塩分や汚れの付着、オイル切れなどが原因で回転が悪くなることがあります。

糸ヨレの対策

糸ヨレを防ぐ、または解消するための対策はいくつかあります。

  • ラインの巻き取り方: ラインをリールに巻き取る際は、適度なテンションをかけながら巻き取るように心がけましょう。
  • スイベルの使用: ルアーとラインの間にスイベル(サルカン)を取り付けることで、ルアーの回転による糸ヨレを軽減することができます。特に、メタルジグやスプーンなど、回転しやすいルアーを使う場合には、スイベルの使用をおすすめします。
  • ヨリ取り器の使用: 市販のヨリ取り器を使用することで、簡単に糸ヨレを解消することができます。
  • ラインの放出: キャスト後、ルアーを水中に残した状態でロッドを回転させることで、ある程度ヨレを解消することができます。また、オモリなどを単体で糸の先に結んで竿先からぶら下げると、勝手に回転してよじれが改善できることがあります。
  • 定期的なラインの巻き替え: 長期間使用したラインは、ヨレが蓄積して取れにくくなっているため、定期的にラインを巻き替えることで、糸ヨレによるトラブルを未然に防ぐことができます。
  • リールのメンテナンス: リールのローラー部分など、回転する部分のメンテナンスを定期的に行うことで、糸ヨレを軽減することができます。オイルを注したり、汚れを落としたりすることで、回転がスムーズになります。
  • ラインの種類を変える: ナイロンラインを使っている場合は、フロロカーボンラインやPEラインに変えることで、ヨレにくくなります。

糸ヨレが発生してしまった場合の対処法

糸ヨレが発生してしまった場合は、以下の方法で解消を試みてください。

  • 手でほぐす: 糸と糸がまとわりついている部分を手のひらで軽く包み込み、前後にさすってあげることで、ある程度解消することができます。無理に引っ張ると糸が傷んでしまうので、優しくほぐしましょう。
  • ヨリ取り器を使用する: 市販のヨリ取り器を使用すると、簡単に糸ヨレを解消することができます。
  • ラインを放出する: 前述の通り、オモリなどを単体で糸の先に結んで竿先からぶら下げると、ヨレが解消されることがあります。

これらの対策を行うことで、糸ヨレによるトラブルを大幅に減らすことができるはずです。

糸ヨレは釣りの永遠の課題とも言えますが、正しい知識と対策で、快適な釣りを楽しんでください。

釣り人の最大の難敵「糸ヨレ」。この原因と対策を初心者へご説明します。釣太郎

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