魚が生涯を通じて直面する様々な要因を大まかに数値化して、合計を100%に分ける試みは、
種や環境、漁業圧、地域によって異なりますが、一般的な沿岸魚や回遊魚における割合を
以下のように推定することができます。
魚が直面する要因の概算割合
- 餓死(15~30%)
魚が餌を十分に取れない場合、特に稚魚や若魚では餓死が大きな死因です。餌不足は、競争相手の多さや環境変化(例えば、プランクトン減少)に起因します。 - 捕食(30~50%)
自然界では捕食者に食べられる確率が非常に高いです。稚魚期から若魚期にかけて捕食圧が特に強く、成魚になるまでの大きな障壁となります。 - 病気(5~15%)
自然界での病気や寄生虫感染は、特にストレスの多い環境や汚染された水域で発生しやすく、成魚でも一定の割合で影響を受けます。 - 漁業(20~30%)
漁業が盛んな地域では、魚が網や仕掛けに捕らえられる割合は大きいです。回遊魚(カツオやマグロ)などは漁業圧が特に高いですが、沿岸魚(アジやタイ)も漁業の影響を受けます。 - 釣り(5~10%)
釣りの影響は漁業に比べて少ないですが、沿岸の魚種においては無視できない要因です。特に人気のある魚種(アオリイカやカサゴなど)では、釣り人による捕獲が漁業以上に影響することもあります。 - 老衰や自然死(5~10%)
生涯を全うして老衰で死ぬ魚はごく一部とされています。ほとんどの魚はそれ以前に捕食や捕獲、病気などの要因で命を落とします。
参考例:沿岸魚の生涯での割合(アジの場合)
- 餓死:20%
- 捕食:40%
- 病気:10%
- 漁業:20%
- 釣り:5%
- 老衰:5%
参考例:回遊魚の生涯での割合(カツオの場合)
- 餓死:15%
- 捕食:50%
- 病気:5%
- 漁業:25%
- 釣り:2%
- 老衰:3%
これらの数値はあくまで目安であり、個々の魚種や生息地、環境条件によって大きく変動します。


