フカセ釣りにおいて、内向きに潮が流れる「当て潮」がグレ釣りに向いていない理由を以下に解説します:
1. 仕掛けが不自然に流れる
当て潮の場合、潮が釣り人の方向に向かって流れるため、仕掛けが自然に流れず、不自然な動きをしてしまいます。グレは警戒心が強い魚であり、仕掛けの動きが自然でないと食いが悪くなる傾向があります。
2. 仕掛けが浮きやすくなる
当て潮では、道糸が潮に押されて仕掛けが浮き気味になり、ターゲットであるグレがいる層(タナ)までエサが届きにくくなります。特にグレは中層から底層を狙うことが多いため、仕掛けが浮いてしまうと釣果が期待しづらいです。
3. 潮の流れを読みにくい
当て潮では、流れが釣り人の手前で渦を巻いたり、複雑な動きをすることが多く、ポイントを絞り込むのが難しくなります。このような状況では、狙ったポイントに仕掛けを入れづらく、効率的な釣りができません。
4. 撒き餌との同調が難しい
グレ釣りでは撒き餌と刺し餌を同調させることが重要ですが、当て潮では撒き餌が沖に流れ、刺し餌が手前に引き寄せられるため、両者の同調が困難です。これにより、グレに刺し餌が見つかりにくくなります。
5. 視覚的なプレッシャーが強い
当て潮では仕掛けが釣り人の方向に流れるため、グレが釣り人やタックルの存在に気づきやすくなります。これにより、グレの警戒心が高まり、食いが悪くなる可能性があります。
対策方法
当て潮でも釣りを成立させるための工夫:
- ウキ下を深く設定して、仕掛けをタナにしっかり届ける。
- 重めの仕掛けを使用して、潮に流されにくくする。
- 撒き餌を手前に撒き、刺し餌との同調を図る。
- 潮上にキャストして仕掛けを潮に乗せる。
このような理由で、当て潮はグレ釣りにはあまり向いておらず、潮が沖に向かって流れる状況(「引き潮」)が理想的とされています。


