グレ(メジナ)が興奮すると模様が浮き彫りになるのは、体表の色素細胞が影響しているためです。
具体的には、以下のような仕組みが関わっています。
1. 色素細胞(クロモフォア)の働き
グレ(メジナ)の体表には「色素細胞(クロモフォア)」があり、これが体色や模様の変化を制御しています。色素細胞は主に以下の3種類に分けられます:
- メラノフォア(黒色素細胞):黒や暗い色を発現
- キサントフォア(黄色素細胞):黄色を発現
- エリスロフォア(赤色色素細胞):赤い色を発現
興奮やストレス、外部環境の影響によって神経やホルモンが働き、メラノフォアが収縮・拡張することで色の濃淡や模様が変化します。
2. 興奮時の生理反応
グレが興奮状態になると、自律神経の働きにより、体表の色素細胞に刺激が伝わります。特に メラニン色素 を持つ黒色素細胞(メラノフォア)が活性化し、模様がはっきりと浮かび上がることがあります。
- 興奮時:メラノフォアが拡張し、黒っぽい模様が目立つ
- 落ち着いた状態:メラノフォアが収縮し、模様が薄くなる
3. カモフラージュや威嚇の役割
この模様の変化には、以下のような意味があると考えられています。
- カモフラージュ:興奮時に環境に合わせて体色を変化させ、外敵から身を守る
- 威嚇:相手に対して自分を大きく見せたり、強さをアピールする
- 仲間とのコミュニケーション:興奮状態や危険を示すシグナルとして機能する
4. 興奮状態を引き起こす要因
興奮して模様が浮き出るのは、以下の状況が多いです。
- 捕食者との遭遇:外敵を察知して緊張状態になる
- 縄張り争い:他の個体との戦いで興奮する
- 釣られた時のストレス:針がかかると急激に興奮状態になる
このように、グレが興奮して模様が浮き彫りになるのは、色素細胞が神経やホルモンによってコントロールされる生理反応です。
釣り上げた時に模様が出るのは、まさに興奮やストレスを受けた結果と言えます。


