ヤエン釣りではアオリイカを主なターゲットにしますが、その仕掛け(生き餌のアジや泳がせ釣りの方法)が他の魚種を引き寄せることもよくあります。以下にヤエン釣りで釣れることがある具体的な魚を紹介します:
1. ヒラメ(平目)
- 特徴: 海底に潜む魚で、生きたアジの動きに反応して捕食します。
- 釣れる場面: 砂地や岩場の混じった場所でヤエン釣りをしていると、ヒラメがアジにアタックしてくることがあります。
- 対処法: ヤエンが到達する前に釣り上げることもありますが、ヒラメがエサをしっかり食い込むのを待つ必要があります。
2. マゴチ(真鯒)
- 特徴: ヒラメと同じく底物の魚で、アジの泳ぎに興奮して捕食します。
- 釣れる場面: 砂地が広がるエリアで特に狙いやすいです。
- 対処法: マゴチの場合も底に潜むので、アジが底近くを泳いでいるときに食いつくことがあります。
3. フグ類
- 特徴: アジの尾や腹部をかじることが多く、フグの仕業だと気づくことも多いです。
- 釣れる場面: 浅場や防波堤近くでフグが多いとアジが何度も突かれます。
- 注意点: ヤエンを入れるタイミングでもフグは引っかかりにくいので、アジがボロボロになる場合は釣り場を変えるのも選択肢です。
4. カサゴ(ガシラ・カサゴ)
- 特徴: 岩場に潜む根魚で、生きたアジにも果敢にアタックしてきます。
- 釣れる場面: 岩礁帯や防波堤周辺でよく釣れることがあります。
- 対処法: 口が大きくないのでアジをくわえてもすぐに放すことが多いですが、まれにしっかり食い込む場合があります。
5. タチウオ(太刀魚)
- 特徴: 夜釣りでのヤエン釣りではタチウオがアジにアタックしてくることがあります。
- 釣れる場面: 夜間の防波堤や漁港周りで、水面近くを泳いでいるアジに食いつくことがあります。
- 対処法: タチウオは鋭い歯を持っているため、アジを丸ごと持っていかれることが多いです。
6. 青物(カンパチ、ワカシ、イナダなど)
- 特徴: 青物は泳いでいる生き餌に対して活発にアタックしてきます。
- 釣れる場面: 水深のある釣り場や潮通しの良い場所で、アジが激しく泳ぐ際にアタックされることがあります。
- 対処法: 青物の場合はヤエンが到達する前に強引に走るため、ドラグ調整が必要です。
7. シーバス(スズキ)
- 特徴: 活発に動くアジを捕食することがあります。特に夜間や薄暗い時間帯に多く見られます。
- 釣れる場面: 河口付近や堤防でアジがスズキの攻撃を受けることがあります。
- 対処法: スズキは口が大きく、アジを丸呑みにすることがあるため、うまくヤエンが掛かる場合があります。
8. アカエイ
- 特徴: アジを捕食することは少ないですが、底付近にエサが漂っているときにアタックしてくることがあります。
- 釣れる場面: 特に砂地や泥地の釣り場で頻発します。
- 注意点: エイは引きが強く、針が外れにくいので慎重に対応しましょう。
9. イシダイ(石鯛)やイシガキダイ
- 特徴: 活発なアジを追うことは稀ですが、特定のエリアではアジに興味を示すことも。
- 釣れる場面: 磯場や岩場が多い釣り場でヤエン仕掛けをしているときに反応することがあります。
まとめ
ヤエン釣りはアオリイカをターゲットにしながらも、多様な魚種を引き寄せる可能性があります。これらの魚はヤエンを掛ける際の練習や、釣り全体の楽しさを増す要素にもなります。釣れる魚種を理解し、狙いをアオリイカだけに絞らず、他の魚種とのやり取りも楽しんでください!
最も多い定番はウツボ。