アオリイカは優雅で人気が高いが、水族館が展示しない理由

アオリイカが優雅で水族館の展示でも人気が高い一方で、多くの水族館が展示をしない理由には、以下のような課題や難しさがあります。


1. 飼育が非常に難しい

アオリイカは非常にデリケートな生き物で、以下の要因が飼育を困難にしています。

  • 水質管理の難しさ
    アオリイカは水質変化や水温の変動に対して非常に敏感です。適切な環境を維持するためには、特殊な装置や管理が必要です。
  • 酸欠に弱い
    酸素不足に弱く、水槽内で常に十分な酸素を供給する必要があります。
  • ストレスの影響
    ストレスを感じやすく、触媒的な接触や周囲の動きにも敏感に反応します。ストレスがかかると、体色の変化や食欲不振、最悪の場合死に至ることもあります。

2. 飼育期間が短い

  • アオリイカは寿命が1年から1年半程度と短命で、長期展示には不向きです。また、飼育下ではさらに寿命が短くなることもあります。
  • 展示期間が短いと、展示の準備やコストに対して来館者に見せる期間が限られるため、効率が悪いと考えられます。

3. 繁殖が難しい

  • アオリイカの繁殖には特定の水温や光条件が必要ですが、水族館内でその環境を再現することは非常に難しいです。
  • 稚イカ(幼体)は餌の確保や成長過程での飼育が難しく、個体数を増やすための繁殖プログラムを実施する水族館はほとんどありません。

4. 大型で運動量が多い

  • アオリイカは比較的大型で、広い空間を泳ぎ回る習性があります。そのため、小さな水槽では運動量を確保できず、ストレスや健康問題を引き起こします。
  • 十分な広さを持つ専用水槽を設置するには多額の費用がかかります。

5. 捕食行動の再現が難しい

  • アオリイカの魅力のひとつである「捕食行動」を見せるためには、ライブの餌(小魚など)を用意する必要があります。しかし、生餌の管理や倫理的な問題から、これを実現する水族館は少ないです。

6. 生態的な要因

  • アオリイカは水槽内でインクを頻繁に吐くことがあります。このインクは水質を悪化させる原因となり、他の生物や水槽全体に悪影響を及ぼします。
  • また、群れで生活する傾向があるため、単独展示では自然な行動を観察できない可能性があります。

7. 展示効果とコストのバランス

  • アオリイカの展示は人気を集めますが、飼育のコストや技術的な負担が高いため、多くの水族館にとっては実施が難しいと判断されます。
  • 一方で、他のイカやタコの種は飼育しやすく、同じような魅力を持つため、代替展示として選ばれることが多いです。

これらの理由により、アオリイカの展示は特別な技術や資源を持つ一部の水族館に限られるのが現状です。

釣太郎みなべ店では、12月1日現在14杯飼育しています。

ストレスに弱く生命力も低いのですが、ロスを出しながらもいまのところ展示できています。

寒くなり水温が下がると死滅するので、それまでの期間限定。

優雅に泳ぐ姿は「イカの王様」そのもので、大人気を得ています。

アオリイカは繊細で、すぐに墨を吐き、水槽内は真っ黒。これも飼育が難しい理由の一つ。釣太郎

 

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