魚を冷やす氷は、真水と海水で作った場合で以下の違いがあります。
1. 浸透圧による影響
海水魚は、体内の塩分濃度を一定に保つために、浸透圧調節機能を持っています。真水に浸されると、体内の水分が真水の方に移動し、細胞が膨張してしまいます。これが、魚が水っぽくなってしまう原因です。一方、海水氷で冷やす場合は、塩分濃度が海水とほぼ同じなので、浸透圧による影響が少なく、魚本来の味と食感を保つことができます。
2. 溶けやすさ
海水は真水よりも不純物が多いため、真水氷よりも溶けにくいです。そのため、海水氷の方が長持ちし、魚をより長く冷やすことができます。
3. 冷却速度
海水氷は真水氷よりも密度が高いため、熱伝導率が優れています。そのため、海水氷の方が魚をより早く冷やすことができます。
4. 鮮度保持
海水氷は、真水氷よりも魚体の水分を保持しやすいため、魚をより新鮮な状態に保つことができます。
5. 使い分け
- 海水魚を冷やす場合は、海水氷を使うのがおすすめです。
- 真水魚を冷やす場合は、真水氷でも問題ありませんが、海水氷の方がより鮮度を保つことができます。
普通氷と海水氷、それぞれ1K(180円)と3K(300円)があります。
海水は凍らせると白濁りします。