その通りです。
結論から言うと、小さい魚は最終的には丸呑みされることが多いです。
では、鋭い歯やゼイゴのような防御は意味がないのか。
実はそうではありません。
海の世界では、
「完全に食べられるかどうか」ではなく「食べにくいかどうか」が重要です。
捕食者は毎日たくさんの魚を食べないと生きていけません。
そのため、基本的には
食べやすい魚
弱い魚
逃げにくい魚
を優先して狙います。
ここで防御が役に立ちます。
例えば
ゼイゴがある
トゲがある
体が硬い
こういう魚は
飲み込みにくい
口の中で引っ掛かる
怪我をする可能性
があります。
すると捕食魚はどうするか。
別の魚を狙うことが多いのです。
海では
イワシ
キビナゴ
アジ
小サバ
など、ベイトはたくさんいます。
わざわざ食べにくい魚を選ぶ必要はありません。
つまり防御の目的は
「絶対に食べられない体」
ではなく
「できれば狙われない体」
なんです。
進化の世界では、
生き残る確率が少しでも上がれば意味があります。
例えば
生存率が
10% → 12%
になるだけでも、
世代を重ねると大きな差になります。
だから
アジのゼイゴ
フグの毒
カサゴのトゲ
こういうものはすべて
捕食を完全に防ぐためではなく、成功率を下げる装置
なんです。
海の中はまさに
「食うか食われるかの確率ゲーム」
と言われています。
そしてそのゲームの中で、
魚たちはそれぞれ
速く泳ぐ
群れを作る
トゲを持つ
硬い鱗を持つ
などの方法で
ほんの少しでも生存率を上げようとしているわけです。
ちなみに面白い話ですが、
アジのゼイゴは
世界の魚の中でもかなり特殊な防御装備です。

