フラッシングとは、
ルアーや小魚の体表が角度を変えた瞬間に、
反射光が強く光ったり、
消えたりする現象のことです。
ただ光るだけではなく、
明るさが変化する
コントラストが出る
動きとセットで見える
この3つが重要です。
魚の網膜は、
光を受ける視細胞から電気信号を作り、
その情報を神経回路で処理して視覚として使っています。
フラッシングで魚が反応する理由
魚は色だけで獲物を見ているのではなく、
明暗差
動き
時間的な変化
にも強く反応します。
実際、
魚の視覚研究では、
視覚感度に「スペクトル感度」
「明るさ感度」
「時間分解能」
「コントラスト感度」などがあると整理されています。
つまりフラッシングは、
魚にとって
「そこに何かがいる」
と気づくきっかけになりやすい光刺激です。
魚の脳は何を見ているのか
最近の研究では、
魚は水中で減衰していく光の情報を使って、
背景を抑え、
対象を浮かび上がらせるように見ている可能性が示されています。
ゼブラフィッシュでは、
異なる錐体の信号を対比させて、
背景を抑える仕組みが報告されました。
要するに魚は、
ベタッと一枚の景色を見ているのではなく、
背景との差
をかなり重視しているわけです。
ルアー釣りでの意味
だからフラッシングは魔法ではありません。
一定に光ることより、
ひら打ちで反射が点滅する
明暗の境で一瞬だけ強く見える
こうした変化が効きやすいのです。
特に青物、
カマス、
サバ系のような視覚で追う魚では、
フラッシングは
「弱ったベイト」
「逃げる小魚」
を連想させる要素になりやすいと考えられます。
要約
フラッシングとは、
単なるキラキラではなく、
魚の目と脳が拾いやすい
反射の変化
そのものです。
釣れるルアーは、
色だけではなく、
光り方と消え方まで武器にしているのです。

