「マルアジはまずい。」
南紀でもよく聞く言葉です。
特にサビキ釣りで大量に釣れると、
「また青アジか…。」
と肩を落とす人もいます。
ですが、本当にまずいのでしょうか。
結論から言うと、
まずいのは“食べ方を間違えた場合”です。
刺身だと評価が下がる。
でも火を入れると一気に評価が逆転する魚。
それがマルアジです。
マルアジが刺身で評価を落とす理由
マルアジは真アジより水分量がやや多い傾向があります。
体感で約1割ほど多いと言われることもあります。
この水分の多さが、
・身がやわらかく感じる
・旨味が薄く感じる
・水っぽい印象になる
という原因になります。
特に締めずにスカリで長時間泳がせると、
乳酸が溜まり、身質はさらに落ちます。
これで刺身にすると、
「やっぱりまずい。」
という評価になるわけです。
でもこれは、魚のせいではありません。
火を入れた瞬間、評価が変わる
水分が多い魚は、
加熱すると一気に強みになります。
なぜか。
余分な水分が抜け、
身が締まり、
油との相性が良いからです。
特におすすめは
・唐揚げ
・南蛮漬け
・干物
この3つ。
唐揚げは外カリ中ふわ。
南蛮漬けは酢との相性が抜群。
干物は水分が抜けて旨味が凝縮します。
ここで評価は真逆になります。
「マルアジうまいやん。」
となるのです。
サビキ釣り入門としてのマルアジ
サビキ釣り初心者にとって、
マルアジは最高の教材です。
群れが大きい。
警戒心がやや低い。
入れ食いになることがある。
まずは釣る楽しさを覚える。
そして
刺身は小型のみ。
大型は唐揚げか南蛮漬け。
この使い分けを覚える。
これが上達への近道です。
まずいは“刺身限定”の話
マルアジがまずいと言われるのは、
ほぼ刺身限定の話です。
料理を変えれば評価は変わる。
魚は適材適所。
南紀の堤防で大量に釣れるこの魚を、
「まずい。」
で終わらせるのはもったいない。
むしろ、
家庭向きの万能魚です。
要約
マルアジは刺身では水分が多く評価が落ちやすい。
しかし唐揚げ、南蛮漬け、干物にすると一気に美味しくなる。
サビキ釣り入門者にとっては最高の練習魚。
「まずい魚」ではない。
「料理を間違えやすい魚」なだけです。
南紀で青アジが釣れたら、
ぜひ一度、唐揚げで試してください。
評価がひっくり返ります。

