「小アジは氷締め、じゃあ尺アジは?」
30cmを超える尺アジやギガアジが釣れた時、どこまで丁寧に血抜きをするべきか悩みませんか?
「エラを切るだけでいいのか」それとも「ホースを使って完全に抜くべきか」。
結論から言うと、刺身で食べるなら「血抜き」は必須です。
しかし、釣り場の状況によっては「やりすぎ」が逆効果になることも。
今回は、尺アジのポテンシャルを最大限に引き出すための「血抜きの最適解」について解説します。
これを読めば、あなたの尺アジは料亭の味に変わります。
結論!刺身なら「血」は邪魔者でしかない
まず大前提として、魚の「血」は腐敗が最も早く進む部分であり、生臭さの最大の原因です。
小アジなら血の絶対量が少ないため氷締めで誤魔化せますが、尺アジとなると話は別です。
体が大きい分、血管も太く、血液量も多い。
これを体内に残したままにすると、いくら氷で冷やしても、血が凝固して身に残り、食べた時に
「鉄っぽい臭み」や「雑味」として舌に残ります。
「焼いて食べるならそのままでもOK、刺身なら血抜きは絶対」。 これが一つの基準です。
現場(釣り場)でやるべき「レベル1」の血抜き
では、釣り場でどこまでやるべきか?
現場では、**「エラ膜を切って、心臓ポンプで抜く」**だけで十分合格点です。
具体的な手順は以下の通りです。
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脳締めをする(暴れさせて血が回るのを防ぐため)。
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エラ膜をナイフで切る(背骨の下の太い血管を切断)。
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海水バケツに入れて振る(フリフリして血の排出を促す)。
重要なのは、**「いつまでもバケツに入れておかないこと」**です。
血が抜け切るまで待つ必要はありません。
ある程度抜けたら、冷やすことを優先し、海水氷(潮氷)へ移してください。
釣り場で完璧を目指してぬるいバケツに長時間放置するほうが、鮮度にとっては致命傷です。
自宅で極める「レベル2」の究極血抜き
もしあなたが、数日寝かせて熟成(エイジング)を楽しみたいなら、帰宅後の「追い血抜き」をおすすめします。
釣り場での簡易血抜きでは、背骨周りの腎臓や細かい毛細血管に血が残っています。
これを、専用のノズルやホースを使って水圧で押し流します(いわゆる津本式などの技法)。
ここまでやると、魚の生臭さは完全に消え、1週間近く寝かせても腐敗しない「究極の身」になります。
しかし、釣った当〜翌日に食べるのであれば、現場での「レベル1」で十分すぎるほど美味しくいただけます。
やってはいけない「NG血抜き」
尺アジの血抜きで、やりがちな失敗があります。
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中骨(背骨)ごと断ち切る 頭を落としたり、尻尾を切ったりすると、そこから海水や真水が身に入り込み、身が水っぽくなってしまいます。 切るのはあくまで「血管(エラ膜)」だけにして、身の断面を露出させないのがコツです。
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真水で血抜きをする 浸透圧の関係で、真水(水道水)につけると身が水を吸ってブヨブヨになります。 釣り場では必ず「海水」で行ってください。
まとめ:血抜きセットを常備しよう
尺アジは、血さえ抜けば高級魚「シマアジ」にも負けない旨味を持っています。
その味を引き出せるかどうかは、あなたのナイフ一本にかかっています。
釣太郎では、エラ膜をスパッと切れる血抜き専用ナイフや、手を汚さずに処理できる便利グッズを取り揃えています。
「せっかくの大物、一滴の血も残したくない!」というこだわり派の方、ぜひ店頭でご相談ください。

