尺アジが釣れている。
アオリイカも釣れている。
情報は十分に出回っている。
実際に釣果も上がっている。
それでも。
「寒いから今日はやめておこう」と帰る人がいる。
一方で。
「寒いけど、行く価値がある」と竿を出す人もいる。
この差はいったい何なのか。
体力差でも、根性論でもない。
実は、考え方の差である。
寒い=釣れない、ではない
冬になると多くの人が無意識にこう考える。
寒い。
風が冷たい。
指先がかじかむ。
だから今日は厳しい。
だから魚も動かないはず。
だが現実は違う。
冬は。
魚が減る季節ではない。
むしろ。
釣れる魚がはっきりする季節である。
尺アジ。
アオリイカ。
寒グレ。
このあたりは、冬に一気に価値が跳ね上がる。
数は少なくても。
サイズと質が段違いになる。
やめる人の思考パターン
寒さを理由にやめる人には共通点がある。
・今日の快適さを最優先する
・過去の成功体験が少ない
・釣果を「数」で考えている
寒い=不快。
不快=やめる理由。
この構図が頭の中で完成している。
そしてもう一つ。
「寒い中で釣れた経験」が少ない。
だから。
寒さの先にあるご褒美を知らない。
行く人の思考パターン
一方で。
寒くても行く人は何を考えているのか。
・今日は釣れるかどうかではなく
・今の条件で釣れる魚を狙っている
ここが決定的に違う。
冬に行く人は。
「釣れないかもしれない」ことを前提にしている。
それでも行く。
なぜか。
当たった時の価値が大きいことを知っているから。
尺アジ一匹。
アオリイカ一杯。
それが。
夏の10匹分、10杯分の満足度になることを知っている。
冬の尺アジ・アオリイカは別物
冬の尺アジは脂が違う。
身質が違う。
引きが違う。
アオリイカも同じ。
水温が下がり。
身が締まり。
甘味が増す。
この時期に釣れる一杯は。
「数釣り」の価値観では測れない。
寒さと引き換えに。
最高の一匹、一杯が手に入る。
これを知っているかどうか。
ここが分かれ道になる。
寒さ対策を「根性」で済ませない
行く人は無理をしない。
防寒を軽視しない。
・重ね着をする
・風を遮る場所を選ぶ
・無駄な長時間釣行をしない
「寒い中で耐える」のではなく。
「寒い前提で設計する」。
だから続く。
だから集中力が切れない。
結果として。
短時間で結果を出す確率が上がる。
釣りは情報と覚悟の差
冬の釣りは。
気合いではない。
運でもない。
情報と覚悟。
今、何が釣れているのか。
どんな条件で釣れているのか。
それを理解したうえで。
「行く」と決められるかどうか。
寒いからやめるのは悪くない。
正しい判断でもある。
ただ。
寒さの先にある世界を知っている人だけが、冬の本当の釣りを味わえる。
まとめ
尺アジは釣れている。
アオリイカも釣れている。
寒いのは事実。
でも。
寒さは壁ではない。
フィルターである。
そのフィルターを越えた人だけが。
冬の一級品に出会える。
だから。
行く人は行く。

