●1.最も種類が多い魚の科:ハゼ科(Gobiidae)
・世界で 約2,000種以上
・海水〜汽水〜淡水まで、あらゆる環境に適応
・極小サイズ(2〜5cm)の種が多く、岩陰や砂底などの隙間に生息
ハゼ科は、地球上の海岸線・サンゴ礁・河口など、多様な環境に細かく分化して進化 しました。
そのため種類数が爆発的に増えています。
・ジョーフィッシュ
・ネズッポ類
・ダテハゼ(共生ハゼとして有名)
などもハゼ科に含まれます。
魚類の中で最多種 とされることが多いのが、このハゼ科です。
●2.もう一つの最大勢力:ベラ科(Labridae)
・世界で 約600種以上
・色鮮やかでサンゴ礁に多い
・一生の途中で性転換(メス→オス)する種が多い
日本で釣れる
・ベラ
・キュウセン
・ホンベラ
などはすべてこのベラ科。
ベラ科の特徴は、性転換を利用した繁殖戦略 と、多彩な食性への進化 で種類数が非常に多くなっています。
●3.種類が多い魚の科ランキング(ざっくり)
最新の学術データを統合すると、概ねこんな順位になります。
◎第1位:ハゼ科(Gobiidae)
約2,000種以上
世界最多。
◎第2位:ベラ科(Labridae)
約600種以上
サンゴ礁に強いグループ。
◎第3位:カラシン科(Characidae)
約1,000種(淡水魚の巨大勢力)
ピラニア・テトラ等。
※分類が細分化され変動しやすいので、2位と3位は研究により入れ替わる。
◎第4位:コイ科(Cyprinidae)
約1,100種
淡水魚で最大級。
フナ、コイ、アユ、タナゴなど。
◎第5位:スズキ科(Latidae/再編で変動)
世界中に広く分布。
スズキ、バラマンディなど。
●4.なぜハゼ科が世界最多なのか?
理由は大きく3つ。
・小型化しやすく、環境分化しやすい
→岩の割れ目、サンゴの隙間、干潟など「ニッチ」が多い。
・共生・擬態・底生型への適応が進化を加速
→エビと共生するダテハゼなど。
・サンゴ礁の発達とともに爆発的に種類を増やした
→サンゴ礁=ハゼ科の進化の舞台。
つまり「細かく分かれた環境」に、小型のハゼが分化進化しやすかった ため、圧倒的に種類が増えました。
●まとめ
・種類が最も多い魚の科は ハゼ科(約2,000種以上)
・次に多いのが ベラ科(約600種以上)
・淡水魚では コイ科・カラシン科 が巨大勢力

