秋の堤防釣りや船釣りでよく釣れる「ソウダガツオ」。
強い引きで楽しませてくれますが、実は「ヒラソウダ」と「マルソウダ」の2種類がいることをご存知でしょうか。
この2匹、見た目はそっくりですが「味」と「食べる際の注意点」は天と地ほどの差があります。
今回は、釣り場ですぐに実践できる見分け方と、それぞれの特徴について解説します。
見出し1:一発で分かる!ヒラソウダとマルソウダの決定的な見分け方
結論から言うと、もっとも確実な見分け方は**「背中のウロコの範囲」**を見ることです。
2匹を並べて見比べる必要はなく、この一点を見るだけで判別可能です。
ヒラソウダの特徴:ウロコが短い
ヒラソウダの場合、エラの後ろから背中にかけてある硬い皮(ウロコのある部分)が、第一背ビレの後ろあたりで急激に細くなり、途切れます。
体の中央付近まで硬い部分が続いていないのが特徴です。
マルソウダの特徴:ウロコが長い
マルソウダの場合、この硬いウロコの部分が、第二背ビレ(後ろ側の背ビレ)の方まで長く続いています。
背中を撫でてみて、尾の方までザラザラした硬い感触が続くようならマルソウダです。
見出し2:体型の違いで見分ける(名前の由来)
ウロコ以外にも、その名の通り体型に違いがあります。
- ヒラソウダ:体高があり、少し扁平(平たい)な形をしています。
上から見ると少し平べったく見えることから「ヒラ」と呼ばれます。
- マルソウダ:断面が丸く、筒のような形をしています。
全体的に細長く、コロッとしているのが特徴です。
見出し3:【重要】味と食べ方の違い!刺身で食べるなら?
ここが最も重要なポイントです。
釣れたソウダガツオをどう食べるかは、種類によって変える必要があります。
ヒラソウダ:極上の刺身
ヒラソウダは「本ガツオにも勝る」と言われるほど食味が良い魚です。
脂の乗りが良く、モチモチとした食感で、刺身やタタキで食べるのが絶品です。
市場価値も高く、鮮魚として流通します。
マルソウダ:生食は要注意
マルソウダは血合い(赤黒い身)が非常に多く、鮮度落ちが極端に早いです。
ヒスタミン中毒を起こすリスクが高いため、基本的に生食(刺身)は推奨されません。
しかし、出汁(だし)の材料としては最高級品であり、「宗田節(そうだぶし)」の原料になります。
持ち帰る場合は、すぐに血抜きと内臓処理を行い、煮付けや角煮、竜田揚げなど加熱調理で美味しくいただきましょう。
まとめ:見分け方のポイント
| 特徴 | ヒラソウダ | マルソウダ |
| ウロコの範囲 | 第一背ビレ付近で急に終わる | 第二背ビレまで長く続く |
| 体型 | 平たい(体高がある) | 丸い(筒状) |
| おすすめの食べ方 | 刺身、タタキ | 煮付け、唐揚げ(加熱必須) |
| レア度 | やや少ない | 多い |
釣れたらまずは背中のウロコをチェックしてください。
美味しいヒラソウダであれば、その日の晩酌は最高のものになるでしょう。

