同じコマセ釣りでも、カゴ釣りとフカセ釣りは全く別物。どちらもチヌやグレが狙えるが、仕掛け・狙い方・難易度が大きく異なる。初心者にもわかりやすく解説します。
最初に
「カゴ釣り」と「フカセ釣り」。
どちらもオキアミなどのコマセを使うので混同されがちですが、釣りの考え方はまったく異なります。
一言でまとめるなら、
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カゴ釣り=魚を集めて仕掛けで食わせる釣り
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フカセ釣り=潮に自然に流して食わせる釣り
です。
カゴ釣りとは?
「カゴ釣り」とは、カゴ(餌入れ)にコマセを詰めて魚を集める釣り方です。
仕掛けの構造が明確で、ウキの下にある「カゴ」からオキアミが海中に放出され、同時に下に付けた刺しエサを魚が食う仕組みです。
特徴
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カゴを使って一気に魚を寄せる
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ウキ止めでタナを固定する
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深場でも狙える(最大10m以上)
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投げ竿+遠投ウキを使用
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ターゲットはイサギ・マダイ・青物など中~上層魚
メリット
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魚がいれば高確率で釣れる
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遠投できるため、広範囲を探れる
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初心者でもウキの動きが分かりやすい
デメリット
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仕掛けが重く扱いがやや大変
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エサ代(オキアミブロック)がかかる
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潮の流れが速い場所ではコントロールが難しい
フカセ釣りとは?
「フカセ釣り」は、潮に乗せてエサを自然に流す繊細な釣りです。
ウキは“目印”であり、エサを固定せず、コマセと同調させて魚に違和感なく食わせます。
特徴
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コマセと刺しエサを同調させる
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ウキ止めを使わない(フリー)
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潮の流れを読む技術が必要
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磯や防波堤の際で行う
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ターゲットはグレ・チヌ・イサギなど
メリット
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魚がスレていても自然に食わせられる
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磯際のグレ狙いに最適
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魚の動きや潮を読む知識が身につく
デメリット
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難易度が高い
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潮や風の影響を受けやすい
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仕掛けの流れを常にコントロールする必要がある
両者の違いを一覧表で比較
| 項目 | カゴ釣り | フカセ釣り |
|---|---|---|
| コマセの使い方 | カゴに詰めて放出 | 手で撒きながら同調 |
| タナ(深さ) | 固定する | 自然に流す(フリー) |
| 仕掛けの重さ | 重い(遠投仕様) | 軽い(自然沈下) |
| 釣り場 | 防波堤・沖磯・船から | 地磯・堤防・磯際 |
| 対象魚 | マダイ・イサギ・青物 | グレ・チヌ・イサギ |
| 難易度 | 中級者向け | 中~上級者向け |
| アタリの取り方 | ウキの沈み | ウキの微妙な動きやラインの変化 |
グレ釣りでの使い分け
グレ釣りの場合、潮が速い・深場・遠投が必要な場所では「カゴ釣り」が有利。
一方で、磯際で食わせるパターンでは「フカセ釣り」が最強です。
つまり、
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釣果重視ならカゴ釣り
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難易度と奥深さを楽しむならフカセ釣り
と考えると良いでしょう。
初心者におすすめなのは?
釣り初心者には、まず「カゴ釣り」がおすすめです。
理由は、
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ウキ止めで深さを固定できる
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釣れる魚が多く、視覚的にわかりやすい
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コマセの効果が高く、結果が出やすい
フカセ釣りは、釣りの基礎を覚えてから挑戦するのが理想です。
要約
カゴ釣り=「魚を寄せて食わせる釣り」。
フカセ釣り=「潮に乗せて自然に食わせる釣り」。
同じコマセ釣りでも、全く別のアプローチです。
どちらもグレ・チヌ・イサギを狙えますが、スタイルに合わせて選ぶのが釣果への近道です。


