臭いチヌの食べ方


🐟 臭いチヌの原因

・河口や湾奥などの**汽水域(淡水と海水の混じる場所)**に棲む個体は、体内に泥臭さが残りやすい。
・夏場の高水温期は、エサとなるゴカイや腐敗した海藻を食べることが多く、腸内に臭い物質が蓄積する。
・水揚げ後に血抜き・内臓処理をしないまま放置すると、臭みが急速に全身に回る。


🔪 臭みを取る下処理

① 釣り上げ直後の血抜き

・エラを切って海水中でしっかり血を抜く。
・血を抜かないと、魚の体温が残り、腐敗臭が早まる。

② 内臓とウロコをすぐに取る

・腸内に残る泥や餌が臭いの元。
・釣り場で可能なら現場処理がベスト。

③ 海水氷で冷却

・真水氷では浸透圧の関係で身が白濁し、臭みが残りやすい。
・**海水氷(釣太郎でも販売中)**で冷やすと、旨味を逃さず冷却できる。

④ キッチンでの下処理ポイント

・皮下に臭いがこもるので、皮を引く調理を選ぶ。
・湯霜や塩締めなど、熱で軽く臭みを飛ばすのも有効。


🍽 臭いチヌを美味しく食べる調理法

1. 味噌漬け焼き

・味噌に含まれる酵素が臭い成分を分解。
・白味噌+酒+みりんを混ぜ、チヌ切り身を一晩漬けて焼く。
・身がしっとりして、泥臭さが完全に消える。

2. 唐揚げ(2度揚げ)

・油の熱で皮下の脂と臭みが抜ける。
・片栗粉で包み、低温→高温の順で2回揚げるとカリッと香ばしい。

3. 煮付け(生姜・酒多め)

・生姜・酒・砂糖・醤油で臭みを中和。
・特に夏チヌは煮付け向き。
・落とし蓋をして10〜15分煮込む。

4. 塩焼き+レモン(または柚子)

・炭火で皮目を香ばしく焼くと臭みが飛ぶ。
・柑橘を搾ると爽やかさが加わり、磯臭さが消える。

5. 南蛮漬け

・唐揚げにした身を、玉ねぎ・酢・砂糖・醤油の漬け汁に浸す。
・酢の酸味がチヌのクセを抑え、日持ちもする。


🧂 臭みを抜くひと工夫

・塩を全体にふって15分置き、出た水分をペーパーで拭く。
・酒(または焼酎)を軽く振ってから調理すると臭い成分が揮発。
・生姜、にんにく、大葉、味噌、カレー粉など香りの強い調味料と相性抜群。


🌊 部位別のおすすめ

部位 臭みの強さ 向く料理
背身 弱い 塩焼き・刺身(春限定)
腹身 強い 味噌漬け・煮付け
カマ やや強い 唐揚げ・炭焼き
アラ 強い あら炊き・味噌汁

🏆 一番人気:「味噌漬け焼き」

チヌの臭みを最も確実に消しつつ、旨味を引き出す調理法。
特に秋〜冬の脂が乗った個体は、白味噌ベースの味噌漬けで極上の味になります。


💡 まとめ

・臭いチヌでも、釣った直後の処理+味噌漬けor揚げ調理で十分美味しくなる。
・夏場や汽水域の個体は、生食を避け、加熱料理がおすすめ。
・皮と血合いを中心に臭みがあるため、下処理で取り除くことが最重要。

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