■ 1.夜行性で警戒心が強い
アオリイカは基本的に夜行性です。
昼間は岩陰や海藻の中に身を潜め、夜になると活発に行動し始めます。
光量が落ちる「マズメ時(朝夕)」は特に捕食スイッチが入りやすく、釣りでもこの時間帯が最も狙い目です。
また非常に目が良く、警戒心も強いため、仕掛けやラインの違和感を察知するとすぐに逃げます。
そのため、透明度が高い日中はエギングでは自然な動きが重要になります。
■ 2.視覚中心の捕食者
アオリイカは「視覚型ハンター」です。
エサとなるアジや小魚の「シルエット」や「波動」を見て反応します。
聴覚や嗅覚よりも、動くものを“見て追う”のが特徴です。
特に側面からの動きに敏感で、横方向にダートするエギはこの習性を利用しています。
■ 3.群れ行動と単独行動
春~初夏の産卵期はペア(オス・メス)や群れで行動します。
しかし、秋に生まれた新子(小型)は群れで回遊し、成長するにつれて単独行動に移行します。
大型の親イカ(キロアップ)はほとんどが単独行動で、縄張り意識が強いのが特徴です。
■ 4.高い知能と学習能力
イカ類の中でもアオリイカは知能が高く、行動学的に“魚類より哺乳類に近い”とまで言われます。
同じポイントで釣り上げ損ねると、以後しばらくは姿を見せなくなるケースもあり、警戒学習をすることがわかっています。
また、水槽飼育では、個体が人間を認識してエサの時間を覚えることも確認されています。
■ 5.繁殖行動と寿命
寿命は約1年。
春に成長した親イカは、藻場や岩礁でペアを組み、海藻に卵を産み付けて一生を終えます。
産卵直前の個体は活発に泳ぎ回り、縄張りを守るために他のオスを追い払うこともあります。
秋に生まれた個体は冬を越し、翌春に産卵親となります。
■ 6.環境変化に敏感
アオリイカは水温変化や潮の流れに非常に敏感です。
特に「潮が動く時間帯」に活性が上がりやすく、潮止まりでは動きが鈍くなります。
また、水温が20〜25℃前後のときが最も活動的で、黒潮接岸期に釣果が集中するのもこのためです。
■ まとめ:釣りに活かせるポイント
・夜行性でマズメ時が狙い目
・視覚型ハンターなので動きとカラーが命
・小型は群れ、大型は単独行動
・学習能力が高いため、連続ヒットは難しい
・潮が動く時間帯、水温20〜25℃で活性アップ


