秋の味覚を代表するサンマは「食べるサプリメント」と呼ばれるほど栄養満点。
イワシ・サバ・アジと同じ青魚なのに、なぜここまで高い評価を受けているのでしょうか。
今回は、釣り人にも魚好きにも役立つ科学的データと味覚の両面から、その理由を徹底解説します。
サンマが持つ驚異的な栄養バランス
・サンマは脂質が豊富で、DHA・EPAが青魚の中でもトップクラス
・タンパク質、ビタミンD、鉄分、カルシウムなどもバランス良く含有
・1尾で成人が1日に必要なDHA・EPAをほぼカバーできる
特にDHAとEPAは脳の働きを活性化し、血液をサラサラにする効果が期待されます。
この2つの成分量は、一般的にサンマがイワシ・サバ・アジより10〜20%ほど多いとされています。
イワシ・サバ・アジとの栄養比較(100gあたり)
| 魚種 | エネルギー(kcal) | 脂質(g) | DHA(mg) | EPA(mg) | ビタミンD(μg) |
|---|---|---|---|---|---|
| サンマ | 約310 | 約19 | 約2,200 | 約1,500 | 約19 |
| イワシ | 約210 | 約11 | 約1,600 | 約1,000 | 約12 |
| サバ | 約230 | 約13 | 約1,400 | 約900 | 約12 |
| アジ | 約120 | 約5 | 約600 | 約400 | 約5 |
※数値は平均的な生魚を基準とした目安
サンマは脂質とエネルギー量が高い一方、DHA・EPA・ビタミンDの含有量も突出しています。
特にビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨の健康を守る重要な栄養素です。
サンマが栄養豊富な理由
・回遊距離が長く、エネルギーを蓄えやすい
サンマは北太平洋を大回遊するため、長距離移動に備えて脂肪をたっぷり蓄えます。
・プランクトン中心の餌
DHA・EPAが豊富なプランクトンを食べるため、体内に良質な脂質が蓄積。
・産卵期に脂が乗る秋に漁獲される
漁期と旬が重なることで、栄養価が最高潮の状態で市場に出回ります。
釣り人目線での食べ方と鮮度保持
・釣り上げたサンマは海水氷で瞬間冷却すると脂が酸化しにくく、DHA・EPAを逃がさない
・刺身、塩焼き、炙り、煮付けなどどんな調理でも高い栄養価を維持
・真水氷より海水氷を使うと鮮度保持率が約30%アップするという実測データも
まとめ
サンマは、イワシ・サバ・アジと同じ青魚でありながら
・DHA・EPA・ビタミンDの含有量がトップクラス
・秋の旬に最も脂が乗る
・回遊性によって良質な脂肪を蓄える
これらの要因が重なり、**青魚最強の「食べるサプリメント」**として評価されます。
釣り人も家庭でも、旬のサンマを美味しくいただくことで、体の中から健康をサポートできます。
Q1. サンマは刺身でも栄養価が変わらない?
A1. 変わりません。DHAやEPAは加熱で多少減少しますが、生食でも安全な鮮度なら刺身が最も効率的に摂取できます。
Q2. サンマ缶詰でも栄養は残る?
A2. DHA・EPAは油に溶け出すため、缶詰の汁まで食べれば栄養価はほぼ維持されます。
Q3. サンマの栄養を最大限活かす調理法は?
A3. 塩焼きや刺身が理想。脂を逃がさないグリルやオーブン調理もおすすめです。


