【墨が鍵】アオリイカが釣れ続く時と止まる時の決定的な違い。潮と群れの関係

エギングでアオリイカがヒットした際、強烈な墨を吐くのはおなじみの光景です。

この墨は単なる防御策ではなく、仲間への「危険信号」としての役割も果たしていると言われています。

しかし、なぜか墨を吐いた後も連続して釣れる時と、ピタッとアタリが止まってしまう時があります。

この違いは一体どこにあるのでしょうか。

今回は、その謎を「群れの規模」と「潮の流れ」という2つの観点から徹底的に解説します。

アオリイカの墨の2つの役割

アオリイカが吐く墨には、主に以下の2つの役割があります。

1. 防御:煙幕と分身 捕食者から身を隠すための煙幕として、また、自分の分身(ダミー)を作り出して注意をそらすために使われます。

2. 警告:仲間への危険信号 墨には、仲間に危険を知らせるためのフェロモンや化学物質が含まれていると考えられています。 この警告信号が、その後の釣果に大きく影響します。

連続ヒットするケース:群れが大きく潮が速い

アオリイカが墨を吐いても、その後もアタリが続く時は、次の2つの条件が揃っていることが多いです。

・群れが大きい場合 秋の釣り場にいるのは、まだ警戒心が薄い新子イカの群れです。 群れの個体数が多いと、1匹が吐いた墨の信号が、群れ全体に瞬時に伝わらないことがあります。 また、捕食意欲が旺盛なため、目の前のエギへの関心が、危険信号への警戒を上回ることが多いのです。

・潮の流れが速い場合 潮が速く流れている場所では、アオリイカが吐いた墨はすぐに拡散され、警告信号が薄まります。 墨のフェロモンが広範囲に薄まることで、近くにいる他のイカが危険を察知しにくくなり、釣れ続く可能性が高まります。

この状況は、**「イカの数が多く、情報伝達が追いつかない」**状態と言えます。

アタリがピタッと止まるケース:群れが小さく潮が緩い

一方、アオリイカが墨を吐いた途端にアタリがなくなる時は、その逆の状況にあります。

・群れが小さい場合 小規模な群れや、海藻帯などに身を寄せ合うように密集している場合、1匹が吐いた墨の信号が群れ全体に瞬時に伝わります。 警戒心が高い個体が多い場合も、この傾向は顕著です。 群れ全体が警戒態勢に入り、エギへの関心が薄れてしまいます。

・潮の流れが緩い場合 潮の流れが緩やかだと、吐かれた墨がその場にとどまり、危険信号が濃いままになります。 この信号を察知したイカたちは、身の危険を感じてその場から離れたり、海底に潜んでしまうことがあります。

この状況は、**「イカの数が少なく、情報が迅速に共有される」**状態と言えます。

まとめ:釣果を伸ばすための戦略

アオリイカが墨を吐いて釣果が止まった場合は、ただ待つだけでなく、状況に応じた戦略が必要です。

  • 連続ヒット時: 積極的に同じポイントを攻め続け、群れが移動する前に数を稼ぎましょう。
  • アタリ停止時: 数分間ポイントを休ませるか、少し移動して別のイカを探しましょう。 また、潮の流れが速い場所へ移動することで、再びアタリが復活する可能性があります。

アオリイカの墨が持つ「防御」と「警告」の役割を理解し、その時の潮と群れの状況を判断する

ことで、釣果を大きく伸ばすことができるでしょう。

 

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