はじめに:その墨跡、誰の痕跡?
堤防でエギングを楽しんでいると、地面に黒い斑点、
そう「イカの墨跡」を見つけることがあります。
この墨跡を見ると「ここで誰かがイカを釣ったんだな」と期待感が高まりますよね。
しかし、その墨跡の数と実際の釣果は本当に比例しているのでしょうか?
この記事では、釣り人が見過ごしがちな墨跡の真実と、AIが考える釣果との関係について解説します。
堤防の墨跡が釣果に占める割合は?
結論から言うと、堤防の墨跡が実際の釣果に占める割合は、非常に少ないと考えられます。
これは、釣れたイカが必ずしも墨を吐くわけではないからです。
- 墨を吐くタイミングと状況 イカが墨を吐くのは主に危険を感じた時です。釣り上げられた際に、警戒心やストレスから墨を吐くことが多いですが、全ての個体がそうするわけではありません。特に、スムーズにランディングされた場合や、小さい個体は墨を吐かずに終わることもあります。
- 場所による墨の残りやすさ 墨跡は、風雨や波、潮の満ち引きによって簡単に消えてしまいます。特に、堤防の先端や潮通しの良い場所では、墨跡はほとんど残りません。したがって、墨跡が残っている場所は、風雨の影響が少ない、比較的内向きの場所や、陸に近い場所が多い傾向にあります。
このことから、堤防に残る墨跡は、その場所で釣れたイカの**ごく一部(推定10%未満)**に過ぎないと考えられます。
墨跡の何倍釣れている? AIが考える釣果の推定
では、墨跡の数から実際の釣果を推定することは可能なのでしょうか?
AIは、膨大なデータからパターンを学習し、予測を行うことができます。
AIが墨跡から釣果を推定する場合、以下の要素を考慮します。
- 天候データ: 降水量、風速、気温
- 潮汐データ: 潮の満ち引き、潮位
- 時間帯: 釣果が出やすいとされる時間帯(朝夕まずめなど)
- 地形データ: 堤防の形状、水深、潮通し
- 過去の釣果データ: その場所での過去の釣果実績
これらのデータを総合的に分析すると、AIは墨跡の数と実際の釣果の間に一定の相関関係を見出すことができます。
具体的な数値としては、墨跡の数から実際の釣果は5〜10倍、あるいはそれ以上と考えられます。
たとえば、堤防に5つの墨跡が見つかった場合、AIは過去のデータと現在の状況を分析し、
「この場所では過去に25〜50杯、あるいはそれ以上のイカが釣れている可能性がある」と予測するでしょう。
もちろん、これはあくまで推測であり、実際の釣果は日によって大きく変動します。
まとめ:墨跡は期待のサイン、しかし過信は禁物
堤防の墨跡は、その場所でイカが釣れているという期待のサインです。
しかし、墨跡の数が実際の釣果を正確に表しているわけではありません。
釣り場に着いたら、墨跡に加えて、潮の流れ、ベイト(小魚)の有無、水の色など、様々な情報を総合的に判断することが大切です。
墨跡の数に一喜一憂せず、自分自身の経験と勘を信じて、エギングを楽しんでください。

