「秋のエギングシーズン、先週釣れた場所なのに、もうサイズが全然違う!」
「アオリイカは一潮で一回り大きくなるって聞くけど、本当なの?」
エギングを楽しんでいると、アオリイカの成長の早さに驚かされることはありませんか。
特に秋の新子シーズンは、釣行のたびにサイズアップしていることを実感できます。
この記事では、そんなアオリイカの驚異的な成長スピードの秘密と、気になる
「一潮(ひとしお)」ごとの成長目安を、初心者にも分かりやすい一覧表で詳しく解説します。
そもそも「一潮」とは?
釣り人がよく口にする「一潮」。 これは、潮の満ち引きの周期のことを指します。
具体的には、新月から満月まで、または満月から新月までの約15日間を「一潮」と呼ぶのが一般的です。
この約15日の間には、潮がよく動く「大潮」、あまり動かない「小潮」、そして中潮、長潮、
若潮といった様々な潮回りが巡ります。
潮の動きはベイト(エサとなる小魚)の動きを活発にし、それがアオリイカの捕食スイッチを
入れるため、釣り人にとって非常に重要な要素なのです。
アオリイカの驚異的な成長スピード
アオリイカは、寿命が約1年しかない「年魚」です。
この短い一生で子孫を残すため、驚異的なスピードで成長します。
- 孵化直後: 胴長わずか数mm
- 約3ヶ月後: 胴長10cmほどの「コロッケサイズ」に
- 約半年後: 胴長20cmを超え、500g〜1kgクラスに
- 約1年後: 2kg、3kgを超える「親イカ」サイズに
特に水温が高い夏から秋にかけての成長は著しく、まさに「一潮ごとに大きくなる」という
言葉がピッタリ当てはまります。
【一覧表】アオリイカのサイズ別・一潮ごとの成長目安
では、実際に一潮(約15日間)でどれくらい大きくなるのでしょうか。
以下に、サイズごとの成長目安を一覧表にまとめました。
※注意点 この表はあくまで一般的な目安です。
アオリイカの成長は、生息する海域の水温やエサの量によって大きく変動します。
この表を見ると、特に小型のイカほど、胴長の成長率が高いことがわかります。
秋に10cmだった新子が、1ヶ月後(二潮後)には15cm近いトンカツサイズになっていることも珍しくありません。
冬から春にかけては水温の低下とともに成長スピードはやや緩やかになりますが、
それでも着実に大きくなり、春の産卵期にはモンスタークラスへと成長するのです。
なぜアオリイカはこんなに早く成長するのか?
アオリイカの急成長の秘密は、主に3つあります。
- 短い寿命(年魚) 約1年という短い期間で成熟し、産卵しなければならないため、爆発的なスピードで成長する生態を持っています。
- 旺盛な食欲 アオリイカは非常に貪欲なハンターです。アジやイワシなどのベイトフィッシュを常に追い求め、食べたものを効率よくエネルギーに変えて成長します。
- 水温への適応 変温動物であるイカは、水温が高いほど代謝が活発になります。日本の沿岸で高水温が続く夏から秋は、彼らにとって最高の成長シーズンなのです。
まとめ
アオリイカが「一潮で一回り大きくなる」という言葉は、決して大げさではないことがお分かりいただけたでしょうか。
- 「一潮」とは約15日間の潮のサイクルのこと。
- アオリイカは寿命約1年の年魚で、驚異的なスピードで成長する。
- 特に秋の新子シーズンは、一潮で2~3cmも胴長が大きくなる。
この成長の早さを知ると、エギングの計画を立てるのがさらに楽しくなります。
「次の大潮回りには、あのポイントのイカも一回り大きくなっているはずだ」と想像しながら、
潮を読んで釣行してみてください。
きっと素晴らしい一杯に出会えるはずです。


