魚は色をどのように認識しているのか?

① 魚の目の仕組み

・魚の目には「錐体細胞(色を感じる)」「桿体細胞(明暗を感じる)」があり、これによって光や色を認識しています。
・人間と同じく三色型視覚(赤・青・緑)を持つ魚もいれば、紫外線(UV)まで見える魚もいます。
・逆に、深海魚や夜行性の魚は色よりも光の有無(明暗)を重視するため、錐体より桿体が発達しています。


② 色覚の種類

紫外線を感知できる魚
アジ・サバ・マス類などはUV視覚を持ち、海中で光る小魚やエサを見分けやすくなっています。
人間には見えない「紫外線の模様」を認識できるため、仲間同士の識別にも使われます。

四色型視覚の魚
熱帯魚や一部のサンゴ礁魚は、人間以上に多くの色を区別可能。
派手な体色の理由は、仲間同士の認識や繁殖行動に関係します。

色覚が弱い魚
深海魚や夜行性のタチウオなどは、光の届かない環境に適応して「光の強弱」中心で獲物を感知します。


③ 水中での色の見え方

・水中では赤色は浅い場所(5〜10m)で消えてしまい、深くなるほど青や緑が残ります。
・魚が色を見分けているとしても、人間と同じ色合いではなく「環境光に応じた色」として感じています。
・釣具メーカーが「赤は深場で黒く見える」「UVカラーは浅場でも強調される」と説明するのは、この水中光学の仕組みです。


④ 釣りへの応用

・アオリイカや青物など、視力が優れた魚は「色の違い」でエサを判別する傾向があるため、エギやルアーのカラー選びが重要。
・一方で、メバルやカサゴのように夜行性で暗所に強い魚は、色より「シルエット」や「発光(グロー)」に反応します。
・つまり、魚種や時間帯によって「色の重要度」が変わるのです。

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