釣り上げた魚をいかに美味しく持ち帰るか。
この永遠のテーマに、近年答えが出つつあります。
それが「海水を凍らせた海水氷」です。
全国の漁港や市場では当たり前のように使われてきましたが、いまや一般の釣り人の間でも大ブレイク。
特に真夏や秋口の残暑では、真水氷との違いが「味」に直結するのです。
魚を冷やすのは釣り人の鉄則
・魚は水から揚げた瞬間から「劣化」が始まる。
・熱がこもるとATP(旨味成分)が一気に分解され、食感や風味が落ちる。
・冷やし方ひとつで「お店で出せるレベル」か「家庭用レベル」かが変わる。
だからこそ「どう冷やすか」が釣果を料理に変える最大の分かれ道になります。
真水氷の弱点
・魚体が直接触れると浸透圧の影響で身が水っぽくなる。
・真水は魚にとって「異物」なので、短時間でドリップ(旨味成分を含んだ汁)が流れ出やすい。
・表面の皮が白っぽく変色することもあり、見た目も悪化。
せっかくの高級魚も、冷却方法を間違えれば一気に“安物”に格下げされてしまいます。
海水氷が支持される理由
では、なぜ「海水氷」が大ブレイクしているのでしょうか。
① 浸透圧で旨味を守る
海水は魚にとって本来の環境。
浸透圧のバランスが保たれるため、身から余計な水分が抜けにくく、旨味が逃げません。
② 氷点下に近い温度で一気に冷やせる
真水氷は0℃ですが、海水氷は塩分の影響でマイナス温度帯まで下がります。
これにより短時間で魚の体温を奪い、鮮度劣化を抑えられます。
③ プロの漁師が昔から使ってきた信頼性
市場や漁港で「真水氷」はまず使われません。
海水氷こそがプロの現場で培われた“鮮度保持の常識”。
釣り人もその知恵を取り入れ始めたのです。
釣り人の間で大ブレイクしている背景
・SNSやブログで「海水氷で冷やした魚の方が断然美味しい」という口コミが拡散。
・アオリイカやアジなどデリケートな魚で効果が実感されやすい。
・釣具店でも「海水氷」の販売が増え、手軽に入手できる環境が整った。
特に暑い季節は「冷やし方の違い=味の違い」がハッキリ分かるため、初心者からベテランまで一気に浸透しました。
まとめ
釣った魚を美味しく食べたいなら、冷やし方にこだわること。
真水氷よりも海水を凍らせた海水氷を選ぶだけで、味・見た目・鮮度が段違いに良くなります。
いまや海水氷は釣り人の間で常識となりつつあります。
次の釣行ではぜひ「真水氷ではなく海水氷」を使い、その違いを実感してみてください。


