魚にはこう見えていた!釣れるルアーアクションの「正解」をプロが解説。

なぜ自分のルアーだけ釣れないのか?その答えは「魚の視点」にあります。

プロが魚の視覚や側線の秘密を基に、ただ巻き、トゥイッチ、ジャークなど、

明日から使える釣れるルアーアクションの「正解」を徹底解説。

この記事を読めば、あなたのルアーはベイトに変わります。

「今日もボウズだった…隣の人は釣れているのに、一体何が違うんだ?」

あなたは、そんな悔しい思いをしたことはありませんか。

同じ場所、同じ時間、似たようなルアーを使っているのに、自分だけ釣れない。

その差は、実は「ルアーアクション」にあるのかもしれません。

こんにちは。 年間200日以上を水辺で過ごすプロアングラーのケンジです。

多くの人がルアーを「ただ動かす」ことに終始してしまいがちですが、釣れる人は、ルアーを「生き物」として演出しています。

この記事では、長年の経験と水中カメラの映像分析から導き出した、「魚の視点」に基づいた釣れるルアーアクションの「正解」を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたのルアーアクションは劇的に変わり、魚からの反応が今までとは比べ物にならなくなるはずです。

 

■結論:釣れるアクションの正解は「本物のエサ」になりきること。

 

いきなり結論から言います。

釣れるルアーアクションのたった一つの正解、それは**「ターゲットがその時に捕食しているベイトフィッシュ(エサとなる小魚や甲殻類)の動きを完璧に真似ること」**です。

「なんだ、当たり前じゃないか」と思いましたか。

しかし、これを本当に理解し、実践できているアングラーは驚くほど少ないのです。

そして、その「完璧な真似」をするために、私たちはまず「魚がルアーをどう認識しているのか」を知る必要があります。

 

■水中での真実。魚はルアーの「ここ」を見ていた!

 

私たちは人間目線でルアーの色や形を選びがちですが、魚の世界は全く違います。 彼らが獲物を認識する際に頼っているのは、主に「視覚」と「側線」です。

 

1. 視覚:ぼんやり見える「シルエット」と「色」

 

  • 動体視力は抜群、でも視力は高くない: 魚の視力は0.1程度と言われ、世界はぼんやりと見えています。 しかし、動くものを捉える能力は非常に高いです。 つまり、ルアーの細かいデザインよりも、全体の「シルエット」と「動き」が重要になります。
  • 色の認識: 魚にも色覚はありますが、水深や水の濁りによって見える色は大きく変わります。
    • 澄んだ水・浅い場所: ナチュラルカラー(アユ、イワシなど)が効果的。
    • 濁った水・深い場所: ゴールド、チャート、ピンクなどのアピールカラーがシルエットをはっきりさせ、効果を発揮します。

 

2. 側線:動きが発する「波動」を感じるセンサー

 

魚の体側にある「側線」は、水の流れや振動を敏感に感じ取る超高性能センサーです。

魚はこの側線を使って、目では見えない範囲のベイトの動き(波動)や、ルアーが水を動かす波動を察知しています。

つまり、ルアーアクションとは、**「魚にルアーを見せるための動き」であると同時に、「側線に訴えかける波動を生み出す作業」**でもあるのです。

 

■プロが実践する!釣果を劇的に変える基本アクション5選

 

ここからは、魚の「視覚」と「側線」を刺激する、最も基本的で重要なルアーアクションを5つご紹介します。 なぜそのアクションが釣れるのか、魚の視点から解説します。

 

1. ただ巻き:全ての基本にして、最も奥深いアクション

 

  • アクション方法: 一定の速度でリールを巻くだけ。
  • 魚にはこう見えている: 無防備に泳ぐ小魚。 または、一定の波動を出しながら縄張りに侵入してくる存在。
  • 釣れるワンポイント: **「絶対に速度を変えない」**こと。 これが、機械的な動きではなく、生命感のある波動を生み出します。 ルアーがしっかり泳ぐギリギリの低速から、リアクションバイトを誘う高速巻きまで、その日の当たりスピードを見つけることが釣果への近道です。

 

2. トゥイッチ:瀕死のベイトを演出する「食わせ」の技

 

  • アクション方法: ロッドの先を「チョン、チョン」と軽く、瞬間的に動かす。
  • 魚にはこう見えている: 弱って痙攣している小魚。 一瞬の光の反射(フラッシング)で存在をアピール。
  • 釣れるワンポイント: ラインを張らず緩めずの状態で行う**「ラインスラック」**を意識すること。 これにより、ルアーが左右に予測不能な動きをし、瀕死のベイトをリアルに演出できます。 ただ巻きの合間に2〜3回入れるのが効果的です。

 

3. ジャーク:逃げ惑うベイトで「捕食スイッチ」を入れる!

 

  • アクション方法: ロッドを「ビシッ!ビシッ!」と強く、大きくあおる。
  • 魚にはこう見えている: 捕食者に追われ、パニック状態で逃げ惑う小魚。
  • 釣れるワンポイント: **ジャークした後の「止め(ポーズ)」**が最も重要。 魚は逃げるものを追う習性がありますが、実際に食いつくのは一瞬止まった瞬間です。 この「静と動」のメリハリが、低活性な魚の捕食スイッチを強制的にオンにします。

 

4. リフト&フォール:底に潜む魚を直撃する最終兵器

 

  • アクション方法: ロッドを上げてルアーを持ち上げ(リフト)、その後、竿先を下げてルアーを自然に沈ませる(フォール)。
  • 魚にはこう見えている: 底でエサを探すエビやゴリ。 または、力尽きて沈んでいく瀕死の魚。
  • 釣れるワンポイント: フォール中のラインテンションに全集中すること。 魚のアタリのほとんどは、ルアーが沈んでいる最中に起こります。 ラインが「フッ」と軽くなったり、不自然に走ったりしたら、それがバイトのサインです。

 

5. ストップ&ゴー:最強の「食わせの間」

 

  • アクション方法: ただ巻きの途中で、リールを巻くのをピタッと止める。 数秒待ってから、また巻き始める。
  • 魚にはこう見えている: 周囲を警戒して一瞬動きを止めた小魚。 追ってきた魚にとって、絶好の捕食チャンス。
  • 釣れるワンPOINT: 「止める」時間を意識的に作ること。 釣れない時ほど、焦ってルアーを動かし続けてしまいがちです。 ルアーの後ろに魚がいると信じて、あえて止めて見せてあげる。 この「間」が、ルアーを見切られなくする最大のコツです。

 

■状況別・アクション使い分けのヒント

 

  • 魚の活性が高い朝夕: 「ただ巻き」や「ジャーク」など、動きの速いアピール系の釣りで効率よく探る。
  • 魚の活性が低い日中: 「トゥイッチ」や「リフト&フォール」で、じっくり見せて食わせる。 ストップの時間を長めに取るのも効果的。
  • 水がクリアな場所: リアルなベイトの動きを意識した、より繊細なアクションを心がける。
  • 水が濁っている場所: 大きめのジャークや波動の強いルアーで、魚の側線にしっかりアピールする。

 

■まとめ:今日からあなたのルアーは「エサ」になる。

 

釣れるルアーアクションの正解は、決して複雑なものではありません。

  1. 魚が何を食べているか観察し(ベイトを知る)
  2. 魚の世界を想像し(視覚と側線を意識する)
  3. ベイトになりきってルアーを動かす(生命感を吹き込む)

この3つのステップを意識するだけで、あなたのルアーはただのプラスチックの塊から、生命感あふれる「本物のエサ」へと変わります。

次の釣行では、ぜひ「魚になったつもり」でルアーを動かしてみてください。

きっと、今までとは違う世界が広がるはずです。

 

 

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