「春はデカイカ、秋は数釣り」 エギングをする人なら誰もが知っているアオリイカ釣りのセオリーです。
しかし、「じゃあ具体的に何月が一番産卵するの?」
「今釣れるアオリイカの平均サイズってどれくらい?」と聞かれると、
意外とフワッとしていませんか?
この記事では、アオリイカの年間を通じた生態の謎を解き明かすべく、
「月ごとの産卵比率」と「アングラーが狙える平均サイズ」を具体的な数値で徹底解説します。
このデータを頭に入れれば、あなたのエギング戦略はさらにレベルアップし、
釣果に繋がること間違いなしです!
◆ なぜ月ごとのデータが重要なのか?
アオリイカの寿命は、約1年。
この短い一生の中で、彼らは成長と繁殖という大きな目的を持っています。
彼らの行動はすべて、水温と産卵に直結していると言っても過言ではありません。
- 産卵比率を知る: イカが最も接岸し、エギに反応しやすくなる「産卵」のピークがいつなのかを把握できます。
- 平均サイズを知る: その時期にどんなサイズのエギが有効か、どんなタックルで挑むべきかの判断材料になります。
つまり、月ごとの生態サイクルを理解することが、最強のエギンガーへの近道なのです。
◆【年間データ】アオリイカの月別産卵比率と平均サイズ
早速ですが、年間を100%とした場合の月別産卵比率と、その時期に釣れるアオリイカの標準的な
平均サイズをグラフと表で見ていきましょう。
※産卵比率やサイズは海域やその年の水温によって変動します。
あくまで全国的な標準モデルとして参考にしてください。
◆ シーズンごとの解説と攻略法
上のデータを基に、大きく2つのシーズンに分けて攻略法を解説します。
春イカシーズン(3月〜7月):狙うは自己記録更新のモンスター
春は、アオリイカが命を懸けて子孫を残すために浅場にやってくる季節です。
- 産卵のピークは5月・6月: この2ヶ月で年間の産卵の約半分が行われます。 アオリイカは産卵床となる海藻(アマモなど)がある場所に集まるため、藻場が絶対的な一級ポイントになります。
- サイズは最大級: 1年で最も大きく育った親イカがターゲット。 自己記録となる2kg、3kgオーバーを狙うならこの時期しかありません。
- 攻略のヒント:
- エギ: 3.5号〜4.0号をメインに、大型のイカにしっかりアピール。
- アクション: 産卵を控えたイカは警戒心も強い反面、体力を消耗しています。 派手なアクションよりも、じっくり見せる丁寧なボトムステイやスローな誘いが効果的です。
- 時間帯: 朝まずめ、夕まずめはもちろん、潮が動くタイミングを逃さないようにしましょう。
秋イカシーズン(9月〜11月):サイトフィッシングで楽しむ数釣り
秋は、春に生まれた好奇心旺盛な若いイカ(新子)がターゲットです。
- 産卵もゼロではない: 秋に産卵する個体もいますが、メインは春。 この時期の産卵は、春先に生まれた早熟な個体によるものと言われています。
- サイズは小〜中型: 100g〜500gがアベレージ。 しかし、その分スレていない個体が多く、非常に高活性です。
- 攻略のヒント:
- エギ: 2.5号〜3.0号をメインに、イカのサイズに合わせます。
- アクション: 好奇心旺盛な新子には、キレのあるダートアクションで興味を引くのが有効。 見えるイカを釣る「サイトフィッシング」が最も楽しい季節です。
- ポイント: 堤防や漁港など、身近な場所で手軽に楽しめます。
◆ まとめ:イカの生態を理解して、年中エギングを楽しもう!
アオリイカは、年間を通じて産卵行動を行いますが、その活動には明確なピークが存在します。
- 春(4月〜6月): デカイカの一発狙い。産卵を強く意識した個体を狙う。
- 秋(9月〜10月): 高活性な新子の数釣り。サイトフィッシングが楽しい。
- 冬・夏(その他の月): 釣りにくい時期だが、生態を理解すれば釣果は出せる。
今回紹介した「産卵比率」と「平均サイズ」のデータを頭に入れて、ぜひ次の釣行計画を立ててみてください。
きっと、今までとは違った視点で海を見ることができるはずです。


