釣り人にとって人気ターゲットのアオリイカ。
見た目の美しさや食味の良さはよく知られていますが、「音」に対する感受性についてはあまり語られることがありません。
実はアオリイカは、鳴き声を持たないものの、海中のわずかな音や振動に非常に敏感な生き物なのです。
本記事では、アオリイカと音の関係を釣り人目線で分かりやすく解説します。
アオリイカに「鳴き声」がない理由
魚類の中には鳴き声を出す種類もいますが、アオリイカを含むイカ類には声帯や発音器官が存在しません。
そのため「鳴く」ことはできません。
しかし、鳴き声を持たない代わりに、色彩変化や腕の動きで仲間に合図を送ったり、外敵を威嚇したりしています。
つまり、音ではなく「光と動き」でコミュニケーションをとる生き物なのです。
アオリイカは「音」に敏感
声を出せないアオリイカですが、実は「聞く力」は非常に優れています。
・アオリイカの体内には「平衡胞」と呼ばれる器官があり、水中の振動を感知できる。
・人間の耳にあたる部分はありませんが、低周波の音(魚の動きや船のエンジン音など)を敏感に察知できる。
・視覚と組み合わせることで、外敵や獲物の位置を瞬時に判断している。
つまり、音=水中振動はアオリイカにとって大切な情報源なのです。
釣り人への実践的なヒント
アオリイカの「音への敏感さ」は釣りにも直結します。
・堤防や磯でドタバタと音を立てると、アオリイカが警戒して散ってしまう。
・船釣りでは、エンジン音が大きいと群れが深場へ移動することもある。
・逆に、弱い振動や音がアオリイカの興味を引く場合もあり、エギングでのシャクリは「視覚+振動刺激」として効果的。
釣行時は「静かに歩く・物音を立てない」という基本を守ることが、釣果アップにつながります。
まとめ
アオリイカは鳴き声を持たない静かな生き物ですが、その代わりに「音」や「水中振動」に敏感です。
・発音器官がないため声は出せない。
・平衡胞で水中の低周波を感じ取る。
・釣り人の足音や船のエンジン音に影響を受けやすい。
この特徴を理解すれば、アオリイカを驚かせずにアプローチでき、釣果にも差が出ます。
次回アオリイカを狙う際は、ぜひ「静かな立ち振る舞い」を意識してみてください。


