回遊魚は2種類?沿岸回遊魚と長距離回遊魚の特徴と代表魚を徹底解説

海の魚の多くは「回遊」を行います。

回遊とは、産卵・成長・餌を求めて一定のルートを移動する行動のことです。

一般的に回遊魚は、

「沿岸回遊魚」「長距離回遊魚」 の2つに分類されます。

この記事ではそれぞれの特徴と代表的な魚種をわかりやすく解説します。


1. 沿岸回遊魚とは?

特徴

・主に日本の沿岸から沖合にかけての狭い範囲を回遊
・季節ごとに「沿岸 ⇔ 沖合」を移動するパターンが多い
・群れで行動し、漁港や磯からの釣りでも狙いやすい
・回遊距離は数km~数百km程度と比較的短い

代表魚種

イワシ(マイワシ・カタクチイワシ)
大量の群れを作り、沿岸を回遊する日本人に最もなじみ深い魚。

アジ(マアジ)
漁港や堤防に回遊しやすく、サビキ釣りやアジングで人気。

サバ(マサバ・ゴマサバ)
季節ごとに沿岸に姿を現し、回遊時には爆釣もある。

カマス(アカカマス・ヤマトカマス)
秋口を中心に大群で沿岸へ。干物や塩焼きで人気。

ブリ(ハマチ、イナダなど成長段階含む)
沿岸~沖合を広範囲に回遊するが、基本は日本近海にとどまる。

ポイント

沿岸回遊魚は、釣り人にとって最も身近な回遊魚
季節や潮の動きに合わせて漁港に入るため、堤防からでも狙えるのが魅力です。


2. 長距離回遊魚とは?

特徴

・海流に沿って数千km以上を移動する
・赤道付近から温帯・寒帯まで大規模に回遊する
・産卵・成長・餌場を求めて海域を大きく移動
・回遊距離は数千km〜数万kmにも及ぶ

代表魚種

マグロ類(クロマグロ・キハダ・ビンナガなど)
太平洋を横断し、北米~日本~東南アジアと広範囲を移動。最高級魚として知られる。

カツオ
黒潮に沿って日本近海を北上南下する代表的な長距離回遊魚。一本釣り漁業のシンボル。

カジキ類(メカジキ・バショウカジキなど)
外洋を広範囲に回遊し、スポーツフィッシングでも人気。

サンマ
夏に北上し、秋に南下する。太平洋を大きく移動し、日本の食卓を支える魚。

ウナギ(ニホンウナギ)
外洋(マリアナ諸島付近)で産卵後、稚魚が日本の川へ。川と海を行き来する特異な回遊魚。

ポイント

長距離回遊魚は、漁船や市場でしか出会えない魚が多い
世界規模での資源管理や国際的な漁業ルールが重要になります。


3. 回遊魚はこの二つだけ?

基本的に、回遊魚は「沿岸回遊魚」と「長距離回遊魚」の2分類で語られることが多いです。

ただし学術的には、もう少し細かく分ける場合もあります。
例:
日周回遊(昼と夜で表層⇔深海を移動する:イカやタチウオなど)
川と海を行き来する回遊(サケ・ウナギなど)

つまり「大きな分け方では2種類」ですが、行動パターンを基準にすればさらに多様性があるのです。


4. まとめ

回遊魚は大きく分けて、

沿岸回遊魚:アジ・イワシ・サバ・カマス・ブリなど、日本の沿岸で釣れる身近な魚
長距離回遊魚:マグロ・カツオ・サンマ・カジキ・ウナギなど、外洋をまたぐ大移動をする魚

という2種類に分けられます。

沿岸回遊魚は 「釣り人に身近で手軽」
長距離回遊魚は 「漁業規模が大きく国際的」 という違いがあり、どちらも日本の食文化を支える大切な資源です。

 

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