はじめに
磯釣りをしていると、よく目にする魚「ニザダイ」。
尾鰭(おびれ)の付け根に並ぶ3つの黒い斑点が特徴で、この模様から別名「サンノジ」と呼ばれています。
一方、アジには「ゼイゴ」と呼ばれる硬いウロコが尾鰭付近に並んでおり、こちらも独特の形状を持っています。
この2つの特徴は似ているようにも見えますが、果たして同じ意味を持つのでしょうか?
今回は、AIが科学的な視点から詳しく解説します。
① ニザダイの“三の字”模様とは?
・ニザダイの尾鰭の付け根には、3つのはっきりとした黒い斑点が並んでいます。
・この模様は成魚になるにつれて明確になり、個体識別にも使える特徴です。
・磯釣り師の間では、この模様が漢数字の“三”のように見えることから、「サンノジ」という愛称が定着しました。
② アジの「ゼイゴ」とは何か?
・アジの体の後半部にある硬いウロコの列を「ゼイゴ(稜鱗)」と呼びます。
・ゼイゴは硬く尖った骨質の鱗で、外敵から身を守るための鎧のような役割を持ちます。
・アジを料理する際に包丁で削ぎ落とす必要があるのは、このゼイゴが非常に硬いためです。
③ ニザダイの“三の字”はゼイゴと同じ役割か?
結論から言うと、役割は異なります。
・ゼイゴ(アジ)=防御機能
外敵からの攻撃を防ぐ鎧のような役割。
物理的な防御に特化した構造。
・三の字模様(ニザダイ)=視覚的サイン
捕食者や同種へのアピール、警戒色として機能。
特にニザダイは群れで行動するため、仲間同士で位置確認をしやすくする効果があると考えられています。
また、尾の付け根に黒い模様があることで、敵の注意を尾側にそらし、急旋回して逃げやすくする“デコイ効果”もあると言われています。
④ 進化的な意味の違い
・アジはスピードを活かして逃げる魚であり、体を守る鎧(ゼイゴ)が必要。
・ニザダイは群れで行動し、視覚的な合図で仲間や敵に信号を送る魚であり、模様が重要。
このように、両者は進化の方向性が異なり、役割も大きく違います。
⑤ 釣り人が知っておくと役立つポイント
・ニザダイはこの“三の字模様”で見分けやすいため、磯釣りで他の魚と識別が容易。
・アジのゼイゴは調理時に必ず削ぐ必要があるので、下処理の基本として覚えておくと便利。
・どちらも尾の付け根付近に特徴があるため、釣果写真の魚判別にも使えます。
まとめ
・ニザダイの“三の字模様”は、仲間との認識や捕食者を惑わせるための“視覚的サイン”。
・アジのゼイゴは、外敵から身を守る“物理的な防御鎧”。
・見た目は似ていても、役割は全く異なります。
釣り人としては、この違いを知ることで魚の生態をより深く理解でき、釣り場での観察がさらに面白くなるでしょう。


