気象庁が発表する気温は、地上から約1.5メートルの高さ(=人の顔の高さに近い位置)で観測されています。

これは「百葉箱(ひゃくようばこ)」などの中に設置された温度計で測定され、

直射日光が当たらない・風通しの良い場所に設けられています。


【なぜ1.5m?】

・人体への影響を測るのに適した高さ
・地面の照り返しの影響を最小限にするため
・世界的な気象観測の統一基準(WMO:世界気象機関)に準拠


【同じ地域でも気温が違うのはなぜ?】

気象庁の気温は「標準的な環境での代表値」ですが、実際の体感や実地の気温は以下のような要因で大きく変わります。

1. 地表の素材の違い

・アスファルト → 熱を吸収しやすく、地面付近で50~60℃以上になることも
・芝生や土 → 熱を逃がしやすく、表面温度が低め

2. 周囲の建物・風通し

・ビル群に囲まれた場所 → 熱がこもって蒸し暑くなる
・開けた田畑や河川敷 → 風が通りやすく、気温も低めに感じる

3. 日なたと日陰

・日なたは直射日光の影響で、体感温度が実際より+5〜10℃上がる
・日陰では風+遮光効果により、体感温度が下がる

4. 標高の違い

・標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がる
→ 近距離でも高台と低地では気温差が生まれる


【まとめ】

・気象庁の気温は「地上1.5mの標準的な環境」で測定

・実際の体感温度は、場所・地形・素材・日照条件などで大きく変わる

熱中症対策には“体感”を重視することが重要

タイトルとURLをコピーしました