ブラックバス釣りといえば、ルアーフィッシングの代表格。
その中で、多くのアングラーが愛用しているのが「ベイトリール」です。
初心者の方は、
「なんであんなに難しそうなリールを使うの?」
「スピニングじゃダメなの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、なぜバス釣りにおいてベイトリールが選ばれているのか、その理由を5000文字超えで徹底的に掘り下げて解説します。
釣りの初心者はもちろん、中級者の方にも「なるほど!」と思ってもらえる内容になっています。
◆そもそもベイトリールってどんなリール?
まずは基本をおさらいしましょう。
ベイトリールとは、リール本体の上にスプール(糸巻き)が横向きに付いているリールのこと。
ハンドルを回すと、スプール自体が回転してラインが巻き取られる構造です。
スプールが固定されたスピニングリールとは、まったく違う構造です。
特徴は以下のとおり。
・パワフルで巻き取り力が強い
・太いラインをトラブルなく使える
・キャスト時にスプールを指でコントロールできる
・バックラッシュ(糸がらみ)が起きやすいが、慣れれば精度は抜群
◆ブラックバス釣りでベイトリールが主流な理由
本題に入りましょう。
バス釣りでは、ベイトリールが選ばれる明確な理由があります。
順番に見ていきます。
① ピンポイントへのキャスト精度が圧倒的
ブラックバスは、カバー(草、水草、岩、杭など)の影やストラクチャー周辺に潜んでいます。
つまり「ピンポイントを狙ってルアーを打ち込む技術」が必要です。
ベイトリールは、
・サミング(親指でスプールを止める)
・スキッピング(ルアーを水面で跳ねさせる)
・フリッピングやピッチング(近距離で狙い撃つ)
といった技術を駆使することで、スピニングでは届かない精度で撃ち込みが可能になります。
とくに、障害物の奥や水面下の隙間など、1メートル未満のズレが命取りになるような場面では、ベイトタックルの出番です。
② 重量ルアーが扱いやすく操作性が高い
バス釣りでは、季節やフィールドによって以下のようなルアーを多用します。
・ラバージグ(10g以上)
・スピナーベイト(15g前後)
・ビッグベイト(30g~100g以上)
・テキサスリグ+トレーラー
これらの重いルアーを快適に操作できるのがベイトリールの特長です。
スプールが回転してラインを出す構造のため、ルアー自体の重みをしっかり利用でき、キャストの飛距離も安定。
しかも巻き感や感度が非常に良いので、ルアーの動きや水中の変化を手元で感じやすいのです。
③ 太いラインが使いやすくトラブルが少ない
バス釣りでは、フロロカーボン16lb〜20lbといった太いラインが標準です。
これは、バスの突進や障害物への巻き付きに耐えるため。
しかし、スピニングリールで太いラインを使うと…
・巻きぐせが強く出て、ライントラブルになりやすい
・糸ヨレやガイド絡みが頻発する
という欠点があります。
その点、ベイトリールなら太いラインでもスプールにきれいに巻き取れるため、トラブルが圧倒的に少ないのです。
④ パワーファイトに対応しやすい構造
ベイトリールは構造的に「巻き取りトルク」が強く設計されています。
つまり、力強い魚とのやりとりがしやすいのです。
ブラックバスがカバーに潜ろうとした瞬間や、ジャンプしてバレようとしたときに、一気に主導権を握れるのがベイトリールの魅力。
ドラグ性能も高く、巻きながらラインを送り出す微調整がしやすいのもポイントです。
⑤ ルアーアクションの自由度が高い
ベイトリールはリール本体がロッド上部にあるため、ルアーの操作がダイレクトです。
とくに、
・ジャークベイトのキレのあるトゥイッチ
・ペンシルベイトの連続ドッグウォーク
・フロッグのシェイキング
などの操作系ルアーを自在に操れるのがベイトタックル最大の武器。
細かいアクションをロッドで刻んでも、ラインの出方が素直なので、ルアーが意図した通りに動いてくれるのです。
◆スピニングリールが活躍する場面もある
とはいえ、ベイトリールが万能というわけではありません。
以下のような場面では、スピニングリールの方が向いています。
◎軽量ルアー(〜5g)の遠投
ベイトでは軽量ルアーを飛ばしづらいです。
1g前後のジグヘッドやノーシンカーは、スピニングで投げるのが一般的です。
◎オープンウォーターでの繊細なアプローチ
バスの活性が低く、サイトフィッシング(見えている魚を狙う)などでは、フィネススタイルが有効。
このときは、PEライン+リーダーを組んだスピニングの出番です。
◎風が強い日やバックラッシュが不安なとき
風が強いと、ベイトリールはバックラッシュしやすくなります。
そんなときはスピニングで安全に釣りをするのがベストです。
◆ベイトリールに向いているブラックバス釣りのスタイル
では、実際にどんな釣り方がベイトタックルに適しているのでしょうか?
●カバー撃ち(カバーフィッシング)
最もベイト向きの釣り方。
ウィード、ブッシュ、杭、立木などの奥にルアーを落とし込み、バスを引きずり出すスタイルです。
●巻物系(スピナベ・クランクベイト)
引き抵抗が強く、巻き感を必要とするルアーは、巻き取り力の強いベイトが快適。
●フリッピング・ピッチング
ベイトリールでしかできない近距離撃ちテクニック。
精密なコントロールと静かな着水が求められます。
●ビッグベイトゲーム
重さ50g〜100g超の大型ルアーを使う釣りは、スプール径の大きい専用ベイトリールが必須です。
◆初心者におすすめのベイトタックル構成
これからベイトを始めたい方には、以下の構成が扱いやすいです。
| タックル | 推奨スペック |
|---|---|
| ロッド | 6.6~7ftのミディアムパワー |
| リール | ベイトリール(ギア比7前後) |
| ライン | フロロ14lb〜16lb |
| ルアー | テキサスリグ、スピナーベイト、チャターベイトなど |
※まずは10g前後のルアーでキャスト練習から始めましょう。
◆ベイトリールを使いこなすためのコツ
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ブレーキ設定を強めにして慣れる
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親指でスプールを止めるサミングを練習
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軽量ルアーは無理に使わない
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風のある日はスピニングに切り替える判断も大事
最初はバックラッシュを恐れず、経験を積みながら感覚を覚えることが大切です。
◆まとめ:ベイトリールは「攻めの釣り」に最適な武器
ブラックバス釣りにおいて、ベイトリールはただの道具ではありません。
「ピンを撃ち抜くための武器」であり、「ストロングスタイルを支える相棒」です。
・精密なキャスト
・強引なファイト
・重いルアーを自在に操る操作性
これらを実現できるからこそ、多くのアングラーがベイトリールを選び、信頼して使い続けているのです。
初心者にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、1本ベイトタックルを手に入れれば、バス釣りの幅が一気に広がります。
あなたもぜひ、ベイトリールでブラックバスの世界を深く楽しんでみてください!

