私たちの食卓に欠かせない「出汁(だし)」の要、カツオ節(鰹節)。
味噌汁や煮物、蕎麦つゆなど、和食の味の“芯”を作るこの食材ですが、
その奥深い製造工程や素材については、意外と知られていません。
この記事では、「カツオ節にはどんなカツオが使われているのか?」「どうやって作られるのか?」「乾燥期間はどのくらいかかるのか?」を
初心者にもわかりやすく、そしてSEO対策も万全に解説します。
そもそもカツオ節とは?
カツオ節とは、カツオを煮てから乾燥・発酵させ、硬く仕上げた保存食品です。
そのままでは食べずに、主に「削って出汁をとる」「削り節としてトッピングに使う」などで利用されます。
世界でもっとも硬い食品とも言われ、日本が誇る発酵・乾燥技術の結晶です。
どんなカツオが使われるの?
● 使用される魚種は主に「マガツオ」
・和名:マガツオ(本ガツオ)
・分類:サバ科カツオ属
・回遊魚で、大型(2~5kg)が使われることが多い
・旬は春と秋だが、通年漁獲される
※一部地域では、ソウダガツオ(宗太鰹)やスマ(ヒラソウダ)なども使われますが、
最上級品の本枯節などは**マガツオ100%**で製造されることが一般的です。
カツオ節の作り方(製造工程)
カツオ節は以下のような多段階の手間をかけて作られます。
① カツオを三枚おろしにする
背節・腹節に分けて中骨を取り除きます。
② 煮熟(しゃじゅく)
85〜90℃の熱湯で1〜2時間ほど煮て殺菌&脱水。
③ 骨抜き・血合い取り
細かい中骨や血合いを除去して、品質を均一に。
④ 成形・修正
木型で圧力をかけ、整った形状にする。
⑤ 燻製乾燥(荒節)
薪を焚いて、毎日6〜8時間、これを10日ほど繰り返す。
この時点で水分は約20〜25%まで低下。
ここまでで「荒節」と呼ばれる製品になります。
本枯節(ほんかれぶし)への進化
⑥ カビ付け工程
表面にカツオ節菌(カビ)を人工的に付ける。
→ カビが水分をさらに吸収し、発酵させることで旨味と保存性がアップ。
⑦ 日陰干し&再乾燥を繰り返す
天候を見ながら約2週間〜1か月かけてカビを安定させ、
また天日で乾燥させる。
この「カビ付け〜乾燥」の工程を3〜4回繰り返すことで、
ようやく本枯節として完成します。
どれくらい乾燥させるの?
製造開始から本枯節として完成するまで、約3~6か月以上かかります。
一方、荒節(カビ付けしないタイプ)は、2週間〜1か月ほどで完成します。
| 種類 | 特徴 | 乾燥期間の目安 |
|---|---|---|
| 荒節 | 燻製のみ。香り強め、うま味は控えめ | 約2~4週間 |
| 枯節 | カビ付け1~2回。香り&旨味のバランス型 | 約1~2か月 |
| 本枯節 | カビ付け3~4回。熟成された最高級品 | 約3~6か月以上 |
カツオ節の栄養と魅力
・イノシン酸:うま味成分。昆布のグルタミン酸と合わせて「旨味の相乗効果」
・高たんぱく・低脂質:健康志向にも最適
・**ミネラル(カルシウム、カリウムなど)**が豊富
・発酵食品として腸内環境サポートも期待
まとめ:カツオ節は“時間と技”が作る究極の旨味食材
✅ 原料は「マガツオ」が中心。大きめのものが好まれる
✅ 燻製・乾燥・カビ付け…手間を惜しまない製造法
✅ 最上級品の本枯節は完成までに半年以上
✅ 出汁や削り節として、和食の味を支える存在
次にカツオ節を口にしたときは、
その「魚選び」から「数ヶ月の手間」まで思いを馳せてみてください。
日本人の食文化を支える、まさに技と時間の結晶です。


