ヒトデは食べられるのか?【釣り人・海好き必読!安全性・味・文化を徹底解説】

■ ヒトデは魚じゃない!食べられるのかを語る前に知るべき基本知識

ヒトデはその見た目から「海の魚の仲間?」と思われがちですが、実は**棘皮動物(きょくひどうぶつ)**というまったく別の生き物です。
ウニ・ナマコ・クモヒトデと同じ仲間で、海底を這いながら生活しています。


■ ヒトデの食用文化は世界的に極めて少ない

世界各国を見渡しても、ヒトデを常食する文化はほとんどありません。
日本国内ではほぼ食用例はありません。

その理由は以下の通りです。

・苦味・臭みが強い
・可食部が非常に少ない
・肉質が硬く繊維質
・毒素を持つ種もあり安全性に不安がある
・栄養価が特別高くない

このように、美味しくない上にリスクもあるため、一般的に食べられてこなかったのです。


■ ただし一部には食用例も存在する

● 観光地の珍味としてのヒトデ料理

中国や東南アジアの一部地域では、観光客向けの珍味としてヒトデが提供されることがあります。

・素揚げ
・炙り焼き
・スープの具材

主に体内の「生殖腺(卵巣・精巣)」部分を食べます。
ここはわずかにクリーミーな味わいがあり、珍味として楽しまれています。

● 日本国内ではほぼ食べない

日本ではヒトデを食べる文化は根付いていません。

唯一、ウニの餌としてヒトデを利用する漁師がいる程度です。

ヒトデを砕いてウニに与えることで、ウニの味が良くなるという養殖技術があります。


■ ヒトデの毒性と食用リスク

ヒトデの中には、加熱しても分解しきれない毒素を持つものがいます。

以下、代表的な注意種を紹介します。

● オニヒトデ

・猛毒の棘を持つ
・刺されると激痛・腫れ・重症化の恐れ
・食用厳禁

● ナマコヒトデ科の一部

・サポニン様毒を持つ種類あり
・食用不可

これらの危険種と、食用可能な種を素人が判別するのは非常に困難です。
そのため一般人の採取・食用は推奨できません。


■ 火を通せば安全か?

結論としては**「一部の毒は火を通しても無毒化できない」**です。

・細菌や寄生虫は加熱で死滅する
・しかし毒素(サポニン・テトロドトキシン様毒)は熱に強い

このため、「火を通せば食べられる」と安易に考えるのは危険です。


■ 味の実際は?おいしいのか?

ヒトデの味について、実食した人の感想はおおむね以下の通りです。

・卵巣部分はややクリーミー
・苦味がある
・磯臭さが強い
・繊維質で食感は悪い
・美味しいという人は非常に少ない

あくまで話のネタ・珍味・経験値アップ目的で食べる人が多いだけです。
美食家が好む対象とは言えません。


■ ヒトデはむしろ「観察・磯遊び」の対象

釣り人や磯遊びでは、ヒトデは観察対象として人気です。

・磯溜まりで見つけやすい
・様々な色や形の種類がいる
・子どもにも大人気の生き物

ヒトデは食べるよりも**「触って観察して楽しむ」**のが正しい付き合い方と言えます。

※ただし、オニヒトデなど毒を持つ種類は絶対に素手で触らないこと。


■ 結論:ヒトデは食べない方が無難

・食べる文化がほぼ存在しない
・美味しくない
・毒のリスクがある
・プロでない限り判別困難

よって「食べないのが正解」です。

海では「見るだけ・触るだけ・観察だけ」で十分楽しめる海の生き物です。

■ 釣り人向けワンポイント情報

 

釣りをしていると、仕掛けにヒトデが絡まってくることもあります。


これは外道(エサ取り)として知られる存在ですが、海の中では重要な役割を持つ掃除屋でもあります。

海の生態系にとっては必要不可欠な存在なのです。

日本ではヒトデを食べる文化は根付いていません。釣太郎

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