毒はないが「これは不味くて食べられない!」という魚は存在する?釣り人も知っておきたい魚の世界【完全解説】

釣りをしていると、毒魚や危険生物の知識は必要不可欠。
しかし毒はなくても、**「これはどうしても食べられない……」**という魚も実は存在します。
今回は、毒はないが不味くて食用に向かない魚たちを、釣り人の視点で詳しく紹介します。


「不味い魚」の条件とは?

まず「不味い魚」とはどんな特徴を持つのか整理しておきます。

・極端に水っぽい
・身に弾力がなくパサパサ
・独特の臭みが強い
・苦味・えぐみがある
・加熱しても旨味が出ない

これらの特徴が複合すると、食用には向かなくなります。
ただし「地域や調理法によって評価が分かれる」魚も多いのが特徴です。


毒はないが不味くて食べづらい代表的な魚たち

① サヨリの小型・極小サイズ

理由
・身が薄すぎて食感が悪い
・骨が多く歩留まりが極端に悪い

刺身が美味しいサヨリも、極小サイズになると身がスカスカで食用価値が激減します。
資源保護の観点からもリリースが推奨されます。


② ヤリヌメリ(ネズッポ類)

理由
・身がゼラチン質で味が非常に薄い
・処理が面倒で食用として流通しない

堤防釣りの外道でよく釣れます。
一応食べられますが、わざわざ食べる人は少ない魚です。


③ ヌマチチブ・ゴリの仲間の一部

理由
・地域によっては美味だが、種類によっては泥臭さが強い
・内湾や汽水域の泥底に住む種は臭みが出やすい

※一部は郷土料理で高評価だが、すべての種が美味しいわけではありません。
泥抜き処理をしないと不味くて食べにくい種も多いのが現実。


④ サバフグの一部(毒なし種)

理由
・肉質が水っぽく、味が抜けている
・淡白すぎて旨味が薄い

フグの中でも一部の毒なしサバフグ類は、味が乏しく、食用価値が低いものも存在します。
ただし、唐揚げなどにすれば食べられないわけではありません。


⑤ イボダイ(エボダイ)の極小サイズ

理由
・身が柔らかすぎて崩れやすい
・小型は旨味も薄く、骨が目立つ

成魚は美味な魚ですが、10cm未満の幼魚は食用に向きません
釣り人はできるだけリリースしたいサイズです。


⑥ ウツボ(未処理の場合)

理由
・独特の臭みと強烈な粘液
・適切な処理をしないと非常に食べづらい

高知や紀南地方では「極上の食材」扱いですが、処理技術が未熟だと臭みが強烈
素人が簡単に食べられる魚ではありません。


⑦ ボラの夏場個体

理由
・水温高い時期は泥臭さが強烈
・内湾や都市河川では特に臭いが強い

冬場は脂が乗り美味ですが、夏場のボラは臭みが敬遠されやすいです。
食文化や環境によって評価が大きく分かれる魚の代表格。


⑧ ショウサイフグの肝(毒なし肝の場合も)

理由
・毒がない個体でも苦味・クセが非常に強い
・食用としては評価が分かれる

フグ調理師免許があっても肝は基本廃棄対象。
安全性以前に味としても美味しさに欠ける部位です。


実は「不味い魚」も工夫次第で美味しくなる場合も

・泥抜き
・熟成
・干物加工
・唐揚げ
・燻製

技術と手間をかければ、不味い魚を美味しく食べる例も多いのが日本の食文化の奥深さです。
ただし安全第一・無理は禁物です。


まとめ:毒はなくても「食べづらい魚」は存在する

魚種 食べにくい主な理由
ヤリヌメリ 味が薄い、ゼラチン質
ヌマチチブ系 泥臭さ
サバフグ類 味が淡白すぎる
イボダイ小型 歩留まりが悪い
ウツボ 臭み・粘液
夏ボラ 臭み強烈
ショウサイフグ肝 クセが強い

無理に食べず、資源を大切にするのも釣り文化の一部です。

毒はないが不味くて食べづらい魚。釣太郎

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