釣りをしていると、
「針が深く刺さって魚の口が切れてしまったけど、この魚は大丈夫かな?」
「リリースしても、生き延びられるの?」
と気になったことはありませんか?
今回は、魚の「傷の回復力」と「口先の再生能力」について、釣り人目線で分かりやすく解説します。
結論:魚はある程度の傷なら自力で治せる!
・魚の口先が少し切れた程度であれば、多くの場合数日~数週間で自然治癒します。
・とくに口周りは血流がよく、再生能力が高い部位のひとつとされています。
・ただし、内臓やエラなど生命維持に関わる部位が損傷した場合は致命傷となる可能性もあります。
なぜ魚は傷を治すことができるのか?
魚には、人間と同じように「組織再生機能」が備わっています。
特に以下の理由で回復力が高いといえます。
① 表皮の再生が早い
魚の表皮には「粘液層」があり、これがバリアとなって細菌感染を防ぎます。
針で刺されたり、口が裂けた程度であれば、傷口がふさがるのも早いのです。
② 新陳代謝が活発
とくに暖かい季節や水温が高いときは代謝も高まり、治癒もスムーズに進みます。
③ 捕食行動に支障がなければ生存率が高い
口先が少し裂けても、エサを取る能力が維持されていれば、生存可能です。
※ただし極端に大きな裂傷や、上下どちらかのアゴが裂けてしまった場合は餌が取れず衰弱することも。
実際の観察例:口の裂けた魚が再び釣られる
釣り場でよくある話ですが、
「前にも釣ったような口の裂けたグレがまた釣れた」
「ハリスを切られて逃げたはずのチヌが、口にハリスの跡を残して再登場」
といったことがあります。
これは、過去に負った傷を自力で治し、生き残った証拠です。
リリースする際に気をつけたいこと
・針を外すときはなるべくやさしく。
無理に引っ張ると口が裂けやすくなります。
・口が深く裂けた魚や、弱っている個体は無理なリリースをせず、持ち帰る判断も必要です。
・フィッシュグリップの使いすぎにも注意。重い魚を吊るすと口が避けることがあります。
釣り人としてできる「やさしい釣り」
・**バーブレスフック(カエシなし針)**を使えば、魚へのダメージを抑えられます。
・できるだけ短時間で釣り上げることも、魚の体力を消耗させずに済みます。
まとめ:魚の生命力を信じつつ、釣り人の配慮も大切に
魚の回復力は想像以上に高く、
針で口が裂けた程度なら、多くの魚は生き延びることができます。
ですが、「釣る側の配慮」も必要不可欠。
魚への敬意を持った釣りを実践することが、未来の釣り環境を守ることにもつながります。
釣って楽しい、リリースしても安心。
そんな釣り人を目指して、知識と技術を高めていきましょう。


