魚を見分けるとき、「エラの色が赤いかどうか」は、最も基本的で信頼できる鮮度の指標の一つです。この記事では、なぜエラの色が時間とともに変化するのか、その理由と見分け方のコツを、釣り人や料理人、スーパーの購入者にも役立つよう、わかりやすく解説します。
🔍 そもそもエラの役割とは?
魚のエラは人間でいう「肺」のような役割を果たしており、水中の酸素を血液に取り込む呼吸器官です。エラの表面には毛細血管が密集しており、血液が豊富に流れているため、生きているときや鮮度の良い状態では鮮やかな赤色をしています。
🩸 鮮度が高いエラが「真っ赤」な理由
理由①:血液中のヘモグロビンが生きている
・新鮮な魚のエラには、ヘモグロビンを含む赤血球がたっぷり流れています。
・このヘモグロビンが酸素と結合すると、鮮やかな赤色になります。
理由②:分解がまだ進んでいない
・死後すぐの魚は細胞や血液成分が分解されていないため、色が保たれます。
・エラの構造もまだしっかりしており、ふさふさで鮮明な赤色です。
💀 時間が経つと赤みが薄れる理由とは?
理由①:酸化によりヘモグロビンが変質する
・時間が経つと酸素や細菌の働きで、ヘモグロビンが酸化変質します。
・酸化ヘモグロビンは茶色〜くすんだ赤になり、やがて灰色〜黒ずんだ色に。
理由②:細菌や酵素による分解
・死後、魚の体内では自己消化が始まり、エラの血液も分解されていきます。
・血液の分解産物により、赤みは失われ、生臭いにおいが強くなります。
✅ エラで見る!鮮度チェックのポイント
| 状態 | 色 | におい | 見た目の特徴 |
|---|---|---|---|
| ◎ 超新鮮 | 鮮やかな赤 | 無臭または潮の香り | ふさふさ・ツヤあり |
| ○ 普通 | やや赤みが薄い | やや生臭い | ややしおれ始めている |
| △ 劣化中 | 茶色〜暗赤 | 生臭い・腐敗臭 | ぺたっと潰れている |
| × 腐敗 | 黒ずみ・灰色 | 強烈な腐敗臭 | ネバつき・ぬめりあり |
🧠 エラの色だけでなく、他の鮮度指標もチェックしよう!
エラの色は非常に有効な指標ですが、以下も合わせて見ることでより正確に鮮度を判断できます。
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目が澄んでいるか(鮮度が落ちると白濁)
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体表のツヤ・ぬめり
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身の弾力(押して戻るか)
🎣 まとめ|釣った魚も、買う魚も「エラの赤さ」で見抜け!
・エラの色が「鮮やかな赤」なら、鮮度は抜群!
・時間が経つと、酸化と分解で色はくすみ、茶色〜黒く変化
・釣った直後の魚はすぐに血抜き&冷却し、エラの色を保つのがポイント


