ながれこ(トコブシ)とアワビはよく似た形をしているため、「ながれこが成長するとアワビになる」と誤解している人がいます。
しかし、実際にはこれらはまったく異なる種類の貝です。
トコブシ(ながれこ)とアワビの違い
トコブシ(ながれこ)とアワビはどちらもミミガイ科に属する貝ですが、種としては明確に分かれています。
| 項目 | トコブシ(ながれこ) | アワビ |
|---|---|---|
| 分類 | ミミガイ科 トコブシ属 | ミミガイ科 アワビ属 |
| 大きさ | 約6~8cm程度 | 最大25cm以上になる種もある |
| 穴の数 | 6~7個程度で小さい | 7~10個ほどで大きい |
| 貝殻の形 | やや丸みを帯びた楕円形 | 比較的細長い楕円形 |
| 生息環境 | 岩礁地帯の浅場 | より深い岩礁や海藻の多い場所 |
| 食感・味 | 柔らかく旨味が強い | コリコリした食感で高級食材として扱われる |
なぜ「トコブシ=小さいアワビ」と誤解されるのか
- 見た目が似ている
- どちらも殻に穴が空いていて楕円形であるため、一般の人には区別しづらい。
- トコブシの別名が混乱を生む
- 「ながれこ」「アワビモドキ」などの呼び方が存在し、特に地方によっては「アワビ」と混同されることがある。
- 市場での扱い
- 小型のアワビと同じような調理法で食べられるため、「小さいアワビ」として認識される場合がある。
トコブシはアワビにならない
トコブシ(ながれこ)が大きくなっても、アワビにはなりません。
それぞれ生まれたときから異なる種であり、成長によって変化するのではなく、最初からトコブシとして生まれ、トコブシとして成長します。
実際に貝殻の特徴を観察すると、穴の大きさや数、生息場所の違いが見えてくるので、区別がしやすくなります。
次回トコブシを見かけたときには、ぜひじっくり観察してみてください。


