釣った魚の鮮度を守るうえで欠かせないのが「冷却」。
でもちょっと待ってください──
真水で作った普通の氷で冷やしていませんか?
実は、海の魚にとっては**“真水の氷”より“海水を凍らせた海水氷”の方が圧倒的に理想的**なのです。
その理由を、釣り人目線でわかりやすく解説します。
✅海水氷と真水氷、何が違う?
| 項目 | 真水氷 | 海水氷 |
|---|---|---|
| 原料 | 水道水(真水) | 海水 |
| 凍る温度 | 0℃ | 約−2℃〜−3℃ |
| 魚への影響 | 浸透圧差で細胞にダメージが出やすい | 魚の体液と近いため負担が少ない |
| 冷却効果 | 表面から急速に冷やす | 緩やかに包み込むように冷却 |
| 鮮度保持 | 表面が白く濁ることがある | 身質・色味が保持されやすい |
🧂理由①:海水氷は「魚にやさしい冷却」
海の魚の体内は、**海水とほぼ同じ塩分濃度(浸透圧)**に保たれています。
そのため、真水(=塩分ゼロ)の氷に触れると、体表の細胞が膨張して破壊されるリスクがあるのです。
これを「浸透圧ショック」と呼び、
✔️ 魚の身が白く濁る
✔️ ドリップ(水分流出)が増える
✔️ 締まりがなくなる
という悪影響が出やすくなります。
一方、海水氷は魚の体に近い塩分濃度のため、浸透圧ダメージが極めて少ないのです。
❄️理由②:海水氷は「冷えすぎない=身が締まりすぎない」
真水の氷は0℃で溶けるため、冷却力が強すぎて魚を**“必要以上に”急激に冷やす**傾向があります。
この結果──
・筋肉が収縮しすぎて身が固くなる
・冷えムラが起きる
・皮と身が剥がれやすくなる
その点、海水氷は−2℃前後と絶妙な温度帯で保たれ、
急激すぎず、かといってぬるくもない「理想的な冷却」が可能です。
🧊理由③:海水氷は「魚を均一に包み込む」
バケツやクーラーの中で海水氷を使うと、
✔️ 塩分のある水分が魚の体全体に行き渡る
✔️ 魚が“浮かずに沈む”ことで全体がしっかり冷える
真水氷では、氷が浮きやすく魚の片面しか冷えないことも。
釣ったその場で「全身を均等に冷やす」なら、海水氷が圧倒的に優秀です。
🧊理由④:海水氷は「色・味・締まり」が保てる!
真水で冷やした魚は──
・表皮が白く変色する
・血合いが黒ずむ
・ドリップが出て水っぽくなる
しかし、海水氷なら
✅ 透明感のある身質を維持
✅ 本来の旨味が逃げにくい
✅ 刺身でも煮つけでも「差が出る」
つまり、持ち帰った後の“美味しさ”がまるで違うのです。
🎣【まとめ】釣った魚を本当に美味しく食べたいなら、海水氷一択!
| 比較項目 | 真水氷 | 海水氷 |
|---|---|---|
| 浸透圧の負担 | 大きい(細胞破壊) | 小さい(自然な冷却) |
| 冷却温度 | 0℃(強すぎ) | 約−2℃(適度) |
| 鮮度保持力 | 低め(ドリップ、変色あり) | 高い(見た目も美しい) |
| 食味・身の締まり | 落ちやすい | 釣った直後の味をキープ |
🧊釣りに行くなら、「海水氷」を準備しよう!
クーラーに海水+氷を混ぜるだけで簡単に海水氷は作れます。
もしくは、**釣具店などで販売されている「純正海水氷」**を利用するのもおすすめです。
釣果の価値は「釣った瞬間」から決まります。
せっかく釣った大物、海水氷で本当の味を守りましょう!


