ヤエン釣りやウキ釣りで活躍する活アジ。
その元気さこそがアオリイカの抱きつき率に直結することは、経験者なら誰もが実感しているはずです。
しかし――
意外と知られていないのが、「活アジはとてもデリケートな魚」であるということ。
この記事では、**アオリイカ釣り師にこそ知ってほしい「活アジを弱らせる5つの落とし穴」**と、
高水温下での注意点について、実例を交えて解説します。
活アジが弱る5つの落とし穴
① 網ですくうだけでもダメージがある
活アジをバケツやスカリから網で何度もすくう行為は、
人間で言えば「毎回転んで擦り傷をつくるようなもの」。
ウロコが剥がれ、粘膜が傷つき、細菌感染や体力低下の原因になります。
すくう回数は最小限に。できれば手返し良く優しく扱いましょう。
② バケツの中で揺られる=体力を消耗
車の中や堤防の上で、波打つようにバケツの水が揺れる状態は、
アジにとっては常に泳ぎ続けないといけない拷問のような環境です。
結果、アジはすぐにバテてしまい、針にかけたときにはすでに動きが弱々しくなっていることも。
③ 針に刺すときも注意が必要
鼻掛け、背掛け、口掛け…さまざまな針掛け方法がありますが、
雑に針を刺したり、内臓を傷つけるような掛け方をしてしまうと、アジの体力は一気に低下。
とくに鼻先に刺す際は、軟骨の隙間を狙うなど、丁寧な技術が求められます。
④ 投げるとショックで弱る
仕掛けを投入する際、力いっぱいアジを放り投げるような動作はNGです。
水面への衝撃や、水中での着水ショックで脳震盪を起こしたり、体にダメージを受けて一気に失速。
見た目は元気そうでも、その直後から泳がなくなるケースが非常に多いです。
⑤ 直射日光&高水温がとどめを刺す
春~秋の釣り場では、気温20℃を超える日も少なくありません。
そんな中、バケツに少量の海水+直射日光が当たれば、あっという間に水温は30℃近くに。
アジは高水温に非常に弱く、酸欠+ストレスで数分〜十数分で動かなくなることもあります。
とくに初心者に多い「水を少なめにする」のは逆効果です。
なぜ活アジの元気さがアオリイカ釣りで重要なのか?
アオリイカは、視力が非常に良く、自然に泳ぐエサを見極めて捕食する習性を持っています。
つまり、
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弱ったアジ → 不自然に漂う → 抱かない
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元気なアジ → イカを誘う動き → 抱きつく
という明確な違いが出るのです。
「動かないアジ」「水面で浮いているアジ」では、せっかくイカが近づいても、見切られてしまう
可能性が高まります。
【まとめ】活アジは“命をかけたエサ”。扱い方が釣果の差を生む!
活アジは、アオリイカを釣るための“命あるエサ”です。
しかしその分、非常にデリケート。たった一つの扱いミスで、「泳がないただの死体」になってしまうことも。
【活アジの弱りやすいポイント】
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網ですくう → ウロコが剥がれ体力低下
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バケツの揺れ → 常に泳がされて消耗
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針の刺し方 → 内部損傷で弱る
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投げ入れ → 着水ショックで動かなくなる
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暑さ&直射日光 → 高水温で酸欠・失神
アジを“エサ”としてではなく、“仲間”のように大切に扱うことが、アオリイカ釣果アップへの最短ルートです。
活アジはノークレーム


