成分・うま味・食感の違いを徹底解説!
イカとタコ。
どちらも刺身や寿司、煮物や炒め物などに使われる人気の魚介類ですが、食べてみると身の固さや
食感、うま味の感じ方が微妙に違いますよね。
この記事では、釣り人や料理ファンが知っておきたい
「イカとタコの実の違い」について、成分・うま味・食感の観点から徹底比較していきます。
● 1. イカとタコの身の“見た目”と“質感”の違い
まず、両者ともに「白くて透明感のある実」が特徴的。
特に釣りたては、うっすらとした透明感があります。
● イカの身(例:アオリイカ、スルメイカ)
・やや透き通った白色
・薄い皮膜があり、取り除くとツヤが出る
・弾力がありながら、包丁でスッと切れる柔軟性もある
● タコの身(例:マダコ、ミズダコ)
・半透明〜白色だが、繊維がやや粗く感じられる
・調理前はヌメリがあるが、加熱すると真っ白に変化
・しっかりとした弾力があり、噛みごたえが強い
● 2. 成分比較:タンパク質・脂質・水分量の違い
イカとタコは、どちらも「高タンパク・低脂質・低カロリー」という共通点がありますが、
細かく見ると成分に違いがあります。
| 成分(可食部100gあたり) | アオリイカ | マダコ |
|---|---|---|
| エネルギー | 約88 kcal | 約76 kcal |
| 水分 | 約80% | 約81% |
| タンパク質 | 約17.9g | 約16.4g |
| 脂質 | 約0.8g | 約0.7g |
| グリコーゲン | 多い | 非常に多い |
● 注目ポイント
・イカの方がややタンパク質量が多め
・タコは筋肉内に「グリコーゲン(甘みのもと)」を非常に多く蓄えている
このグリコーゲンは、加熱すると糖に変化し、タコの甘みや旨味の正体になります。
一方で、イカもグリコーゲンは多いですが、タコには劣ります。
● 3. 食感の違いとその理由
● イカの食感
・「コリコリ」「プリッ」とした軽快な歯ごたえ
・筋繊維が細かく、やや柔軟性もある
・刺身にすると、やさしい弾力と甘みが楽しめる
● タコの食感
・「ムチッ」「グニッ」とした強めの噛みごたえ
・加熱するとさらに強くなり、咀嚼に時間がかかる
・筋肉の繊維が太く、コラーゲンも豊富
つまり、イカは滑らかで繊細な食感、タコは力強くもちもちとした食感が魅力です。
● 4. うま味成分の違い:グルタミン酸とイノシン酸
うま味を左右するのは、「うま味成分」と呼ばれるアミノ酸類です。
| 成分 | イカ(アオリイカ) | タコ(マダコ) |
|---|---|---|
| グルタミン酸(昆布の旨味) | 多い | 多い |
| タウリン | 多い | 多い |
| イノシン酸(魚の旨味) | やや少なめ | 少ない |
| グリコーゲン由来の糖 | やや多い | 非常に多い |
● 結論
・イカは「グルタミン酸+タウリン」の組み合わせで、刺身や生食で旨味が広がる
・タコは「グリコーゲン」が豊富で、加熱調理することで甘みと旨味がグッと引き立つ
つまり、****という違いがあるのです。
● 5. 料理での活かし方:イカ vs タコ
| シーン | イカ向き | タコ向き |
|---|---|---|
| 刺身 | ◎(甘みと弾力) | △(やや固め) |
| 寿司 | ◎(ねっとりした食感) | ○(加熱済みが主流) |
| 煮物・炒め物 | ○(加熱しすぎ注意) | ◎(噛むほど甘い) |
| サラダ | ○(細切りでさっぱり) | ◎(マリネや酢だこに) |
| 天ぷら・揚げ物 | ◎(柔らかく揚がる) | ○(唐揚げ風などに) |
● まとめ:イカとタコは“そっくりで別物”
イカとタコは見た目が似ているようで、構造・成分・うま味・食感のすべてに違いがあります。
-
イカは繊細でやわらかく、生食に向いている
-
タコは筋肉質で弾力があり、加熱調理でうま味が際立つ
-
どちらも低脂質高タンパクで、健康的な海の幸!


