エギングの「色選び」を心理学で考えると、人間の視覚認知や行動心理学、さらにはアオリイカの生態まで考慮する必要があり、非常に奥深いテーマとなります。
1. 人間の視覚認知と色
- 色の印象:
- 人間は色によって様々な心理的印象を受けます。例えば、赤は興奮や警戒心を、青は落ち着きや安心感を与えるといった具合です。
- エギのカラーを選ぶ際、これらの色の印象が釣り人の心理に与える影響も考慮できます。
- 視認性と注意:
- 視認性の高い色は、人間の注意を引きやすく、釣り人がエギの動きを把握する上で重要です。
- 例えば、オレンジやチャートは濁った水中や暗い場所でも視認性が高く、人間の注意を惹きつけます。
- 色の好みと行動:
- 釣り人の個人的な色の好みも、エギの選択に影響を与えます。自分が好きな色のエギを使うことで、モチベーションが向上し、集中力が増す可能性もあります。
2. アオリイカの視覚と色の認識
- 色の識別能力:
- アオリイカは、人間の様に多くの色を識別できないという研究結果があります。どちらかというと明暗やコントラストで獲物を判断するといわれています。
- その為、エギの色の濃淡や明暗がイカの注意を引き、食いつきを左右する可能性があります。
- 光と色の変化:
- 水中では光の吸収により、色の見え方が変化します。例えば、赤は深海では黒っぽく見え、青や緑は比較的残りやすいといった具合です。
- エギのカラーを選ぶ際は、水深や光の条件を考慮する必要があります。
- 蛍光色と紫外線:
- アオリイカは紫外線を認識できるとされ、蛍光色や紫外線発光するエギに反応することがあります。
- これは、アオリイカが餌となる生物を紫外線で認識している可能性を示唆しています。
3. 行動心理学とエギの選択
- 確証バイアス:
- 一度釣れた色のエギを使い続ける傾向は、確証バイアスによるものです。人間は、自分の信念や仮説を裏付ける情報を重視する傾向があります。
- 損失回避:
- 「せっかく買った高価なエギだから」といった心理も、エギの選択に影響します。人間は、利益よりも損失を避けたいという心理が働きます。
- 社会的証明:
- 他の釣り人が釣っている色のエギを使う傾向は、社会的証明によるものです。人間は、他の人の行動を参考に自分の行動を決定することがあります。
結論
エギングの「色選び」は、アオリイカの生態だけでなく、人間の心理にも深く関わっています。
色に関する人間の心理とイカの視覚認知を理解した上で、状況に応じたエギのカラーを選択する
ことが、釣果を向上させる鍵となるでしょう。


