日本海のマダイの身質が柔らかいと言われる理由

  1. 冬の低水温の影響
    ・冬の日本海は水温が大きく下がり、マダイが脂肪を蓄えやすいが、動きが鈍るため筋肉が発達しにくい。
    ・そのため、春先の産卵前には脂が多く、身が柔らかくなりやすい。

  2. 塩分濃度と潮流の影響
    ・日本海は黒潮の影響を受けないため、比較的塩分濃度が低く、瀬戸内海や太平洋側と比べて潮の流れが一定。
    ・潮があまり強くない場所で育ったマダイは、筋肉があまり発達せず、身が締まりにくい。

  3. プランクトンの影響
    ・日本海はプランクトンが豊富なため、マダイがエサに困ることが少なく、成長が早い。
    ・急激に成長した魚は、筋肉がしっかり発達せず、身が柔らかくなる傾向がある。

  4. 産卵期との関係
    ・特に産卵期前後のマダイは、身に含まれる水分が多くなりやすく、ブヨブヨとした食感になることがある。

  5. ・産卵後はエネルギーを消耗し、さらに身質が水っぽくなることもある。


太平洋側のマダイとの品質の違い

項目 日本海のマダイ 太平洋のマダイ
水温 冬は低温、春以降は上昇 黒潮の影響で安定
潮流 比較的一定 黒潮の影響で強い潮流
成長速度 速い(エサが豊富) 適度(潮が速いため動きが多い)
身質 柔らかめで水分が多い 締まりがあり弾力が強い
脂ののり 脂が多く甘みが強い 筋肉質で適度な脂のバランス

太平洋側(特に黒潮の影響を受けるエリア)のマダイは、潮の流れが速いため、よく泳ぎ筋肉が発達する。

そのため、身がしっかり締まっていて、弾力のある食感になりやすい。


日本海のマダイが美味しい時期

・日本海のマダイは、冬場~春先にかけて脂のりが良くなるため、この時期は刺身でも美味しい。

・一方、**産卵期(5月~6月頃)**のマダイは、水っぽくなりやすいため、刺身よりも焼き物や煮付けに向く。


結論

・「日本海のマダイがブヨブヨで美味しくない」というのは、産卵期や水温の影響でそう感じる場合があるが、時期によっては脂がのって美味しい個体もいる。

・太平洋側のマダイは潮流が速いため、筋肉質で身が締まり、弾力があって食感が良いことが多い。

・地域ごとの特徴を理解して、時期や調理法を工夫すれば、日本海のマダイも美味しく食べられる。

真鯛検証。太平洋と日本海の違い説明。釣太郎

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