ツキヒガイ(月日貝)は、二枚貝の一種で、ホタテガイ科に分類される貝です。
・貝殻は丸みを帯びた扇形で、表面には放射状の筋が入っている。
・オレンジ色や赤色の貝殻が特徴的で、太陽や月のような模様があることから「月日貝」と呼ばれる。
・生息地は水深50〜100mの砂泥地で、主に九州や四国沿岸、瀬戸内海、日本海沿岸などに分布。
・ホタテガイと同じように遊泳能力があり、水を噴き出して移動する。
・眼点(小さな目)が多数あり、外敵を感知する能力が高い。
・底引き網漁や潜水漁で漁獲されるが、水揚げ量は少なく、一般市場にはあまり出回らない。
ツキヒガイの旬・漁獲時期
・**秋から冬(10月〜2月)**が旬で、身が厚くなり、甘みが増す。
・ホタテ漁の副産物として獲れることが多いが、地域によっては専門の漁も行われる。
ツキヒガイの味・食べ方
ツキヒガイはホタテに近い味わいで、甘みと旨味が強く、貝の中でも上品な風味を持つ。
ただし、ホタテよりも流通量が少なく、市場にはあまり出回らないため、幻の貝とも呼ばれる。
おすすめの食べ方
・刺身(プリプリの食感と濃厚な甘みが味わえる)
・焼き貝(醤油やバターで焼くと、旨味が引き立つ)
・フライ(ホタテフライのようにジューシーで絶品)
・炊き込みご飯(貝の出汁が染み込み、風味豊か)
・バターソテー(洋風のアレンジにも適している)
ツキヒガイとホタテの違い
ツキヒガイは見た目や味がホタテに似ていますが、以下の違いがあります。
| 特徴 | ツキヒガイ | ホタテ |
|---|---|---|
| 貝殻の色 | 赤・オレンジ系 | 白・茶系 |
| 形 | 扇形(丸みがある) | やや平たい |
| 味 | 甘みが強く、旨味が濃い | クセがなく食べやすい |
| 流通量 | 非常に少ない(希少) | 多く、全国で流通 |
| 生息地 | 深場の砂泥地 | 浅場〜中深場 |
ツキヒガイの希少性と市場価値
・一般的なスーパーではほぼ見かけないが、一部の漁港や高級食材を扱う店で販売される。
・産地では地元の飲食店で提供されることがあり、新鮮なものを味わえる。
・価格はホタテよりやや高めになることが多い。
まとめ
ツキヒガイ(月日貝)は、ホタテに似た甘みと旨味を持つ希少な貝で、漁獲量が少なく市場では
あまり見かけないが、味は絶品。
・見た目が美しく、赤やオレンジの貝殻が特徴的。
・刺身や焼き貝、フライなど、さまざまな料理に合う。
・旬は秋から冬で、特に寒い時期が美味しい。
「幻の貝」とも言われるツキヒガイ、見つけたらぜひ味わってみてください!
裏表が、赤と白が月と日に例えられ、月日貝となった、と言われています。

