仲間食いする魚は良心が無い?知的水準が低い?

仲間食い(共食い)する魚は「良心がない」?「知的水準が低い」?

魚が共食いをするのは 「道徳的な判断の欠如」や「知能の低さ」ではなく、生存本能による行動」 です。

人間の価値観で「良心がない」「知的水準が低い」と捉えるのは適切ではありません。


1. 魚に「良心」という概念は存在しない

✔ 「良心」や「道徳」は、人間が社会的な秩序を保つために発達させた概念。

✔ 魚を含む野生生物は、本能的に「生き延びるための行動」を優先する。

共食いは「倫理的に悪い行為」ではなく、生存競争の一環。


2. 共食いは「知的水準が低い」から起こるのか?

むしろ、共食いする魚の多くは 環境適応力が高く、狩りの能力に優れた知的な魚 でもあります。

(1)狩猟戦略を持つ魚が多い

✔ タチウオ、マグロ、ブリ、サワラなどの共食いする魚は、優れた捕食能力を持つ。

✔ これらの魚は、動くものを瞬時に判断し、効率よく捕食する知能がある。

共食いは「エサの取り合いで不利にならない」ための合理的な戦略 ともいえる。

(2)知能が高い魚も共食いする

マグロやカンパチなど、回遊性の強い魚は状況判断能力が高い。

イルカやシャチのような知能が高い哺乳類でも共食い(カニバリズム)が確認されている。

✔ 「知的水準が低い」から共食いをするのではなく、「環境への適応力が高い」からこそ

共食いをする場合もある。


3. 共食いは「生存戦略」

(1)エサの確保

環境によってエサが少ないとき、共食いをすることで生き延びる可能性が高まる。

✔ 例えば、タチウオはエサ不足時に仲間を捕食することで、次のエサが確保できるまで生き延びる。

(2)競争に勝つため

✔ 群れの中で生存競争が激しく、より強い個体が生き残る仕組みができている。

✔ 特に、成長差が大きい種では、大型個体が小型個体を捕食することで、個体数の調整が行われる。


4. まとめ

共食いする魚は「良心がない」のではなく、本能的な生存戦略として行動している。

共食いは「知的水準が低い」から起こるのではなく、むしろ狩猟能力が高い魚に多い。

環境の変化やエサの不足に適応するための合理的な行動の一つである。

釣り人視点での活用

  • 共食いの習性を利用して、ルアーやエサの選択を考える(タチウオの切り身、フィッシュイーターパターン)
  • 活性が高いときほど共食いが起こるため、攻撃的なアクションや速巻きを試す
  • 大型個体ほど小型個体を狙うため、サイズの違いを意識して釣る

「共食い=残虐」ではなく、「共食い=生存戦略」として理解すると、釣りの知識としても

活用しやすくなります!

「共食い=残虐」ではなく、「共食い=生存戦略」。釣太郎

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