アオリイカとスルメイカの価値や美味しさの違いは、多くの場合、その成分の違いと密接に関係しています。以下は、両者の主な成分や特徴の違いをまとめたものです。
1. 栄養成分の比較
| 成分 | アオリイカ | スルメイカ |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 約16〜18g/100g | 約18〜20g/100g |
| 脂質 | 1〜2g程度でやや多め | 0.5〜1gと少なめ |
| 炭水化物 | 極少量 | 極少量 |
| カロリー | 約80〜90kcal/100g | 約70〜80kcal/100g |
- アオリイカは脂質がやや多いため、旨味やコクが豊かになります。一方、スルメイカは低脂質でさっぱりとした味わいです。
2. 味や食感の違い
- アオリイカ
- 身が厚く、食感がねっとりとして甘みがあります。
- 特に刺身や寿司にするとその美味しさが際立ちます。
- グルタミン酸やイノシン酸といった旨味成分が豊富で、味の深みがあります。
- スルメイカ
- 身が薄く、しっかりした歯ごたえがあります。
- 甘みは控えめですが、塩辛や干物などに加工することで独特の風味が引き出されます。
- アミノ酸(特にタウリン)が多く、栄養価が高い。
3. 主な成分の違い
- アオリイカ
- 旨味成分が豊富:特にグルタミン酸とイノシン酸が多く、甘みが強い。
- 脂質がやや多いことで、しっとりとしたコクのある味わい。
- スルメイカ
- タウリン含有量が多い:疲労回復やコレステロール低下に役立つとされています。
- グルタミン酸の量はアオリイカより少ないが、旨味はしっかりしている。
4. 保存や用途の違い
- アオリイカは新鮮さが求められ、刺身や握りなどの生食に最適。冷凍すると食感や甘みが損なわれやすい。
- スルメイカは加工品(干物や塩辛)に適しており、保存性が高いのが特徴。
まとめ
成分的には大きな差はありませんが、脂質や旨味成分の量の違いが、味や食感に大きく影響を与えています。そのため、アオリイカはより高級で生食向き、スルメイカは手軽で加工食品に適しているという評価の違いに繋がっています。どちらも栄養価が高いので、用途に応じて使い分けるのがよいでしょう。


