氷に海水を加えると、より効果的に冷却することができます。
これには主に二つの理由があります。
- 凝固点降下: 海水は塩分を含んでいます。塩分を含んだ水の凝固点は純水よりも低くなります。これは「凝固点降下」と呼ばれる現象で、塩分が水の凝固点を下げるためです。その結果、氷が溶ける温度が低くなり、より冷たい温度まで物を冷やすことができます。
- 熱伝導率の向上: 海水は純水よりも密度が高く、熱伝導率が高いです。そのため、氷と接触する面積が増え、熱がより効率的に伝わります。これにより、氷が溶ける速度が速まり、冷却効果が向上します。
この原理は、例えば食品を急速に冷やす際や、科学実験でサンプルを低温に保つ際などに応用されます。
また、氷漬けの状態で運ばれる魚などの海産物にも利用されています。