みなべ店前堤防で最近、真アジより丸アジが目立つのは偶然ではありません。
現場の釣況を見ると、海面付近に丸アジの大群が浮きやすく、真アジは中層から底に回る傾向が続いています。
3月27日の釣果情報でも「マルアジは海面、マアジは中層から海底が多い」と整理されており、まず泳ぐ層が違うのが大きな理由です。
一番の理由は、みなべ店前堤防の潮通しの良さです。
丸アジは回遊性が強く、流れの効く場所に群れで入りやすい魚です。
みなべ店前堤防先端は潮が動きやすく、外から入ってきた群れが表層にたまりやすい条件がそろっています。
そのため、港内に居着きやすい真アジより、回遊型の丸アジが目立ちやすくなります。
次に大きいのがベイトとコマセへの反応です。
3月17日の記事では、アミエビをまくと凄まじい群れが海面に浮き上がるとありました。
この反応の速さは、表層を素早く回る丸アジらしい動きです。
つまり、釣り人が見て「今日は丸アジだらけ」と感じやすいのは、実際に表層で群れが見えるからです。
真アジは底にいても、見た目では存在感が薄くなります。
さらに、今のみなべ店前堤防はカマスや小アジなどの小魚が多く、青物も回る状況です。
こういう場所は海の中が落ち着いた港内というより、常に何かが動いている回遊ルートになりやすいです。
その環境では、真アジ一色ではなく、丸アジが混じるどころか主役になる日が増えます。
実際に3月中旬以降は、丸アジ優勢の日が続いています。
要するに、みなべ店前堤防で丸アジが多い理由は、
潮通しが良い。
表層にベイトが集まりやすい。
コマセに浮きやすい。
回遊魚向きの場になっている。
この4つです。
真アジがいないのではなく、下にいる。
上を見れば丸アジが目立つ。
それが今のみなべ店前堤防の実態です。

