ブリの捕食は「水流操作型」。吸い込むようにベイトを食べる青物の秘密

青物の王様ともいえるブリ。
ルアー釣りでもエサ釣りでも人気の魚ですが、実は捕食方法は「噛みつき型」ではありません。

ブリの捕食は 水流操作型(すいりゅうそうさがた) と呼ばれる方法です。

これは簡単に言えば、
口を大きく開けて水ごとベイトを吸い込む捕食方法です。

この仕組みを知ると、青物釣りのルアーの動かし方やベイトサイズの意味まで理解できるようになります。

今回は、釣り人目線で
「ブリの捕食メカニズム」を科学的に解説します。

ブリは噛みつく魚ではない

まず意外な事実から。

ブリはサメのように
獲物に噛みついて捕食する魚ではありません。

ブリの歯を見ると分かります。

鋭い牙ではなく、
細かい歯が並んでいる程度です。

これは肉を切り裂くためではなく

捕まえた魚を
逃がさないための歯です。

つまり

捕食の決め手は歯ではなく
水流の力です。

ブリの捕食メカニズム「吸引捕食」

ブリの捕食は専門的には

吸引捕食(サクションフィーディング)

と呼ばれます。

魚類の多くがこの方式を使っていますが、
ブリは特にこの能力が高い魚です。

捕食の流れはこうです。

① ベイトに接近
② 一瞬で口を大きく開ける
③ エラぶたを広げる
④ 口の中に強い水流が発生
⑤ 水と一緒にベイトを吸い込む

つまり

口の中に小さな真空状態を作って吸い込む

という仕組みです。

なぜブリは水ごと吸い込むのか

海の中では
魚は水の抵抗を受けながら動いています。

もし噛みつこうとすると

ベイトは
水流で逃げてしまう

ことが多いのです。

そこで進化したのが

吸引捕食です。

水ごと吸い込めば

逃げるベイトも
一緒に口の中に入ってしまいます。

この方法は
小魚を捕まえるのに非常に効率が良いのです。

ブリの口が大きい理由

ブリは体に対して

口がかなり大きい魚です。

これも吸引捕食と深く関係しています。

口が大きいほど

吸い込む水量が増えるため

捕食成功率が上がるのです。

実際にブリの胃の中を見ると

イワシ
アジ
カマス

など

体長の 30〜40%ほどの魚
丸ごと入っていることも珍しくありません。

青物がルアーを丸飲みする理由

青物釣りでよくあるのが

「ルアー丸飲み」

です。

これは噛みついているわけではなく

吸い込まれているからです。

特に

ミノー
ジグ
シンキングペンシル

などは

水流に乗りやすいため

吸引されやすいルアーです。

逆に

水を強く受けるルアーは

吸い込みにくい場合があります。

ブリはベイトの群れを崩してから食べる

ブリの捕食は

単独ではなく

群れで行われることが多いです。

まず群れで突っ込み

ベイトの群れを崩します。

すると

パニックになった小魚が
バラバラに逃げます。

そこで

吸引捕食が威力を発揮します。

逃げ遅れた魚を
一瞬で吸い込むのです。

釣り人が知るべき重要ポイント

ブリの捕食を理解すると

釣り方も変わります。

重要なのは

吸い込みやすい状況を作ることです。

具体的には

小さめのベイトサイズ

弱った動き

群れから離れた動き

この3つです。

だから

ジグを速く動かすだけでなく

フォールで食う

ことが多いのです。

フォールは

弱ったベイトの動きに近いからです。

まとめ

ブリの捕食は

水流操作型の吸引捕食です。

口を大きく開け

水ごとベイトを吸い込みます。

そのため

ブリ釣りでは

ベイトサイズ
動き
フォール

が非常に重要になります。

青物釣りは

魚の生態を理解すると

釣果が大きく変わります。

ブリの「吸い込み捕食」を知ることは

青物攻略の大きなヒントになります。

ブリの捕食は水流操作型の吸引捕食です。口を大きく開け水ごとベイトを吸い込みます。釣太郎

 

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