ホタルイカが光る3つの理由
暗い海の中でホタルイカが光を放つのは、単なる飾りではなく、過酷な自然界を生き抜くための「知恵」が詰まっているからなんです。
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身を守るための「カウンターイルミネーション」 下から獲物を狙う外敵に対し、自分の影を消すために腹部を光らせます。 海面から差し込む月光や星明かりに同化することで、透明な存在になりきる擬態の一種ですね。
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仲間とのコミュニケーション 広大な海の中で、繁殖相手を見つけるための合図として光を使っていると考えられています。
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敵への威嚇と目くらまし 敵に襲われそうになった際、強い光を放って相手の目をそらし、その隙に逃げ出します。
どんな仕組みで光っているの?
ホタルイカの体には、大小さまざまな「発光器」が約1,000個も備わっています。
光の正体は、ルシフェリンという発光物質と、ルシフェラーゼという酵素による化学反応です。
腕の先にある大きな発光器は特に眩しく、まるで懐中電灯のように鋭い光を放つことができるんですよ。
旬の時期はいつ?
ホタルイカの季節といえば、ズバリ3月から5月にかけてです。
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産卵期の春がベスト 普段は深海に住むホタルイカが、産卵のために一斉に浅瀬へやってくるのがこの時期です。
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身がふっくら、ワタが濃厚 産卵直前のメスは栄養をたっぷり蓄えており、噛んだ瞬間に広がる濃厚なワタの旨味は春の訪れを感じさせてくれます。
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富山湾の「身投げ」 新月の前後、波打ち際に打ち寄せられたホタルイカが青く光る「ホタルイカの身投げ」は、春の富山を象徴する幻想的なシーンとして有名ですね。
美味しいホタルイカを堪能できるのは、一年のうちでほんのわずかな期間だけ。
この春は、命の輝きを感じながら、旬の味覚を贅沢に楽しんでみてはいかがでしょうか。

