海には、
カマス、
ダツ、
サヨリのように、
やたら細長い魚がいます。
見た目は似ていますが、
この形はただ細いだけではありません。
速く動く。
狙いを定めやすい。
水の抵抗を減らす。
この3つに強く関係しています。
まず、
細長い体は水を切りやすいです。
魚の体は、
丸すぎても太すぎても抵抗が増えます。
一方で、
前が細く、
胴が伸び、
後ろへスッと抜ける形は、
水の乱れを減らしやすく、
泳ぐ効率が上がります。
ブリやマグロほどのパワー型ではなくても、
細長い魚は無駄なく走るための形を持っているわけです。
次に、
この体形は表層を素早く動く小魚を追いやすいという利点があります。
カマスやダツは捕食魚で、
動く獲物を視覚で見つけて追うタイプです。
特にダツやサヨリの仲間は長い口先も特徴で、
前方の小魚やプランクトンを狙うのに向いた形になっています。
細長い体に細い頭部がつくことで、
水面近くでも進行方向をぶらしにくいのです。
さらに、
細長い魚は生活場所に合った泳ぎ方もしやすいです。
魚の泳ぎは体形と深く結びついていて、
細長い魚ほど体全体をしならせて進む傾向があります。
これはウナギほど極端ではなくても、
長い体を使って細かく進路を変えたり、
急に反転したりしやすい方向の進化と考えられます。
つまり、
カマス、
ダツ、
サヨリなどが細長いのは、
見た目の個性ではなく、
表層で素早く動き、
獲物を追い、
水の抵抗を減らすためです。
海の中では、
この形そのものが武器なのです。
要約
細長い魚の体は、
水の抵抗を減らし、
直進性を高め、
表層の小魚を追うのに向いています。
カマスやダツが鋭い印象に見えるのは、
まさに捕食に特化した流線形だからです。
細い体には、
ちゃんと海で生き残る理由が詰まっています。

